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大宮、レッドブルに株式100%を譲渡する株式譲渡契約の締結を発表

ゲキサカ / 2024年8月6日 14時36分

大宮が株式譲渡を発表

 大宮アルディージャは6日、同クラブと大宮アルディージャVENTUSを運営するエヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティ株式会社が発行する全株式について、レッドブル・ゲーエムベーハー(Red Bull GmbH)と東日本電信電話株式会社が株式譲渡契約を締結したと発表した。レッドブルへの株式譲渡は今年9月を予定しているという。

 エナジードリンク事業で知られるレッドブルは、過去に日本代表FW南野拓実(現モナコ)が所属したザルツブルク(オーストリア)をはじめ、ライプツィヒ(ドイツ)、レッドブル・ブラガンチーノ(ブラジル)、ニューヨーク・レッドブルズ(アメリカ)といったサッカークラブのほか、F1レーシングチームやアイスホッケーなどのスポーツマネジメントの運営を行っている。

 レッドブルは3社共同リリースで「Jリーグは非常に競争力のあるサッカーリーグであり、年々国際的な認知度を高めている中で、26年の歴史を積み重ねてきた大宮アルディージャの存在感は特別なものであり、また多くの育成出身選手をトップリーグに輩出してきた実績は、レッドブルサッカーネットワークの一員となるのにふさわしいクラブであると判断しました。WEリーグに参戦している女子チームについても、世界で活躍できる能力をもった選手たちが多く在籍しており、大きな可能性を感じています」と述べた。

 また、ホームタウンのさいたま市で引き続き活動を継続することを明言し、「これまでクラブがステークホルダーと育んできたチーム名やクラブカラーなどをリスペクトし、クラブが積み重ねてきた26年の歴史をベースに積極的に新たな挑戦を行っていくことで『継続と発展』を示し、クラブ理念の実現と成長循環型クラブとしての取り組みをより加速させて行きます」と宣言している。

 今回の株式譲渡契約の締結に際し、レッドブル・ゲーエムベーハーの代表者であるオリバー・ミンツラフ氏は「アジアにもクラブを持つことができ、戦略的に重要な地域で私たちのサッカーポートフォリオを拡大できることを大変嬉しく思っています。日本サッカー界は近年、非常に順調に発展しており、数多くのトップタレントを輩出しています。私たちはクラブと共にこの成功の道の一部となり、経験と専門知識を提供して、将来的には、大宮を日本サッカー界において名門クラブの一つにするために貢献したいと考えています」とコメントした。

 大宮の代表取締役社長を務める佐野秀彦氏は「この度、大宮アルディージャはレッドブルをオーナーに迎え、新しい一歩を踏み出すこととなります」と報告し、「レッドブルサッカーネットワークの強みを活かして、さまざまなプロジェクトに参画し地域の皆さまとともに強く魅力あるクラブへの成長・発展に必ずつなげてまいります。そして今回の大きな変革がJリーグ、WEリーグ、そして日本サッカー界の発展にもつながるよう取り組んでいきます」と表明。「大切にしていくこと。それは、これまで地域とともに築きあげてきたクラブのアイデンティティや歴史、そして全てのアルディージャファミリーへのリスペクト。それらを礎に新たな力を取り入れ、果敢にチャレンジしていき、クラブ理念の実現に向け『成長循環型クラブ』を目指していきます」と続けている。

 1年でのJ2復帰を目指す大宮は、現在J3で首位を独走。佐野氏は「男子トップチームは今シーズン必ずJ2に復帰するという目標に向けてブレずに戦い続けます。VENTUSトップチームは9月から始まる4シーズン目においてタイトル争いに絡めるよう良い準備をしていきます」とし、「最後になりますが、1969年の電電埼玉サッカー部の誕生以来、電電関東サッカー部、NTT関東サッカー部、大宮アルディージャと56年にわたりクラブの成長と発展を支えてきていただいた全ての皆さまに深く御礼を申し上げます。これからも変わらぬご支援、ご声援をよろしくお願いいたします」と語った。
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