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[関東]明治大4年生MF木内達也が天王山で価値ある一撃!先輩MF西矢健人のステップアップ意識「自分も頑張ろうと」

ゲキサカ / 2024年8月6日 21時1分

後半アディショナルタイムにMF木内達也がダメ押しとなるゴールを決めた

[8.3 関東大学L1部第13節 筑波大0-2明治大 筑波大G]

 試合後に応援部員の前で行われた勝利のラインダンス。一人前に出て、陽気に踊るMF木内達也(4年=鹿島ユース)の姿があった。「普段はあまりやらないんですけど、公式戦の中でも初めて取ったゴールだったし、ああいう形だったのでみんなで喜べてよかったです」。

 注目の天王山に明治大が完勝した。ここ2節が雷の影響による中止に見舞われたことで難しい試合になるかと思われたが、前半18分に先制点が決まるなど、主導権を握る。さらに守っても3バックシステムや、相手のアンカーMF加藤玄(3年=名古屋U-18)にMF鷲見星河(4年=名古屋U-18)を当てる作戦が奏功し、試合を優位に進める。

 すると終了間際の後半アディショナルタイム3分、鷲見と交代で入っていた木内がMF藤森颯太(3年=青森山田高)の縦パスでDFの裏を取った木内が、GKとの1対1を冷静に制して、ダメ押しとなるゴールを奪った。「ファーストタッチは浮いてしまったけど、そのあといい形で前に落とせたので、あとはGKを見て蹴れたかなと思います」。待望の大学リーグ初ゴールを充実の表情で振り返った。

 昨季後半からボランチでレギュラーポジションを掴んだ木内は、優勝した全日本大学サッカー選手権(インカレ)でも決勝を含めた全4試合で先発出場した。しかし今季はMF常盤亨太(4年=FC東京U-18/FC東京内定)やMF島野怜(3年=仙台育英高)、そして本来CBの鷲見がボランチに挑戦していることで、ポジション争いが激化。木内がベンチからスタートすることも少なくない状況が続いている。

 それでも木内は現状を前向きに捉えている。「誰が出ても勝てるような状況はチームとしてはいい状況だと思う。いい競争環境にいると思うし、日ごろの練習からポジションを奪いに行くというのは意識している。自分が試合に出て勝たせることはもちろんですが、チームを勝たせるためにできることをしたいと思っています」。

 そして残り半年となった大学生活をより充実させることで、夢を掴みたいと考えている。今はまだ「目指しているところはあるけど、まだ分からないというのが正直なところ」だというが、先日、明大OBのMF西矢健人が藤枝MYFCからサガン鳥栖に完全移籍。卒業後はJFLクラブからのスタートになったが、3年でJ1クラブ入りを果たした。

 大阪桐蔭高で主将を務めるなどの実績を持って大学にやってきた西矢だが、4年生までトップチームでの出場はなし。主にインディペンデンスリーグ(Iリーグ)を戦うセカンドチームでプレーした選手で、関東大学リーグを戦った4年生の時も途中出場の方が多かった。

 そんな先輩が努力の大切さを示してくれた。栗田大輔監督も「2年半でアマチュアボクサーが上り詰めたみたいなもの。明治っぽいというか、今のセカンドチームのメンバーにはすごく大きなことだと思います」と好影響を期待する。

 1年生との時の4年生で同時期を過ごした木内も「ポジションも同じなので、結構面倒もみて貰った」という思い出があるという。意識したいキャリアということもあり、「そういうお世話になった先輩がステップアップしたり活躍している姿をみると、自分も頑張ろうという風に思えます」と力に変えていた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第98回関東大学リーグ特集

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