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“パリ帰り”GK野澤大志ブランドンが超劣勢凌ぐ圧巻セーブ連発…2位G大阪はFC東京にスコアレスドロー

ゲキサカ / 2024年8月7日 21時4分

スタジアム入りするGK野澤大志ブランドン

[8.7 J1第25節 G大阪 0-0 FC東京 パナスタ]

 J1リーグは7日、中断明けの第25節を各地で開催した。2位のガンバ大阪は7位のFC東京と0-0で引き分けた。前半は一方的にG大阪が攻め込む展開となったが、U-23日本代表活動から復帰したGK野澤大志ブランドンがスーパーセーブを連発した。

 G大阪はパリオリンピック活動中に負傷したDF半田陸がメンバーから外れたほか、FW宇佐美貴史が累積警告で出場停止。一方のFC東京はパリ五輪組の野澤が先発出場し、MF荒木遼太郎もベンチ入りとなった。またDF土肥幹太が5月3日の京都サンガF.C.戦以来となるメンバー入りで、同じFC東京U-18出身のDF岡哲平とCBコンビを組む形で早速先発起用された。

 最初のチャンスはG大阪が作った。前半16分、FWイッサム・ジェバリが左足でコースを狙うミドルシュートを放つ。ただ野澤が両手を伸ばしてセーブした。1分後にはMFダワンが中盤でボールを奪ってショートカウンター。最後はMFウェルトンがシュートを打つも、枠の右に外れた。

 前半23分にはG大阪に決定機。MF山下諒也がディフェンスラインの背後を突いてボールを収めると、ウェルトンのクロスをジェバリが頭で合わせる。ゴール左に飛んだボールはゴールに吸い込まれたかと思われたが、野澤が右手で弾くスーパーセーブ。野澤はこぼれ球に反応したダワンのシュートも体を投げ出して防ぎ、ピンチを凌いだ。

 FC東京は相手陣内にさえ入れない時間が続き、一方的に攻め込まれる。それでも前半33分にも野澤がビッグセーブを見せるなど奮闘し、なんとか失点は回避。同38分にはMF原川力がファウルを受けながらDF長友佑都にパスを出してシュートまで繋ぎ、ようやくチャンスらしい場面を作った。直後には左サイドからパス交換でチャンスを作ってDF中村帆高がミドルシュートを放つも枠の上に飛んだ。

 速報値ではG大阪が前半だけで15本のシュートを放つも、0-0で試合を折り返す。押し込まれたFC東京は後半2分に決定機。右サイドから原川が蹴ったFKにFW安斎颯馬が合わせたが、GK一森純の鋭い反応に防がれた。反対にG大阪は同4分、DF松田陸のクロスにウェルトンがゴール前で合わせたが、中村に当たって決めきれない。

 後半は拮抗した展開となる。FC東京は後半19分に荒木を、同36分にFW小柏剛を投入するなどしてゴールを狙う。一方のG大阪は同36分にMFネタ・ラヴィを送り込む。ネタ・ラヴィは直後に放ったミドルシュートがクロスバーに直撃し、いきなり存在感を示した。

 ラストプレーではG大阪のカウンターからFWファン・アラーノがクロスに飛び込むも、シュートは枠に飛ばせず、試合終了。スコアレスドローとなった。
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