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「本人は外国人だからではないかと」首傾げる神戸・吉田監督、2人退場で試合にならず

ゲキサカ / 2024年8月7日 22時46分

「本人は外国人だからではないかと」首傾げる神戸・吉田監督、2人退場で試合にならず

[8.7 J1第25節 川崎F3-0神戸 U等々力]

 ヴィッセル神戸が敵地で川崎フロンターレに0-3で完敗を喫した。前半終了間際にMF飯野七聖が2枚目のイエローカードを貰って退場。後半18分にはDFマテウス・トゥーレルが副審に向かうようにしてボールを蹴り出してしまい、VARの介入のあとに退場処分となった。

 現実を理解するのが難しい敗戦。試合後には神戸の吉田孝行監督らがセンターサークル付近で審判団に詰め寄り、説明を求めるような場面が見られた。

 会見で異議ではないことを強調した吉田監督だが、特にトゥーレルが退場となった場面について意見をしたという。「トゥーレルも悪意を持って蹴ったわけではない。本人もそういう意図で蹴っていないと伝えた。確かに悪意があったら退場だと思うが、せいぜいイエローかなと思う。そこをなぜ退場になったかは分からない。本人は外国人だから退場になったのではないかとも思っているし、そういうつもりも全くないと、そこは理解してくださいと伝えました」とした。

 さらに飯野の退場の場面にも触れ、「ナナの退場のところもあのピッチで転んでいる選手はたくさんいる中で、コンタクトもないのに倒れることだってある。それも含めてシミュレーションをしようとは思っていないと思う」と話した。

 FW武藤嘉紀も試合後に審判に説明を求めに行ったという。「飯野に関してはしょうがないのかなと思うけど、2つ目ですよね。あんなのあり得ないですし、誰がどう見てもあれに故意があったり、一発でレッドになるというシチュエーションでもない。本当にフラストレーションがたまる試合でした」とすると、「僕が文句を言っても仕方がないけど、相手チームの選手もなんでレッドになったの?と言ってきた。相手もびっくりしていた。退場になったからには次の試合もいないわけで、未来に関わることなので、見極めてジャッジしてほしい」と訴えていた。

(取材・文 児玉幸洋)
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