“自分がチームのストライカーだ”川崎F山田新が2戦連続2発!!自身初の2桁目前「ゴールへの感覚が上がっている」

[8.7 J1第25節 川崎F3-0神戸 U等々力]

　俺がエースストライカーだ!大卒2年目FW山田新が2試合連続となる2ゴールを決めて、川崎フロンターレを今季初の連勝へと導いた。

「退場者が出たので少し楽な展開になれたかなと思いますけど、前半から集中していい攻撃ができていた。90分通して快勝できたかなと思います」

　どんな状況で決めたゴールも1点は1点だ。相手が9人なって迎えた後半26分、DF三浦颯太のクロスは相手に当たるが、コースが変わったボールに山田が飛び込んで加点。さらに同40分には、MF脇坂泰斗のスルーパスから山田がこの日2点目を決めてダメを押した。

「(1点目の場面)颯太は自分を見てクロスを上げてくれる。相手に当たったと思うけど、本当に押し込むだけだった。(2点目は脇坂とは)話してはないけど目は合っていた。相手が自分のコースを開けるのを待っていて、自分がトラップしなくてもターンできるボールをくれたので、うまく流し込めたかなと思います」

　7月20日の柏戦に続く2ゴール。中断をはさんだが、好調を持続させた。ルーキーイヤーの4得点の倍以上となる今季9点目。「ゴール前のところの感触はいい。ゴールが取れる感覚は上がってきている」とプロ2年目の飛躍に手ごたえを感じている。

　このままの勢いでチームを上昇気流に乗せたい。8月に入ってようやく今季初の連勝となったが、山田は「苦しい前半戦でしたけど、徐々に良くなってきている。自分がチームのストライカーだという思いはあるので、結果や数字で引っ張っていければいいかなと思います」と力強く話していた。

(取材・文　児玉幸洋)
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