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敵地で87分間中断も動じなかった広島スキッベ監督「(中断中は)五輪を見ていた」荒木隼人は3時間半のバースデーマッチに苦笑い

ゲキサカ / 2024年8月8日 0時24分

勝利後、ミヒャエル・スキッベ監督を中心に円陣を組む広島の選手たち

[8.7 J1第25節 東京V 0-1 広島 味スタ]

 アウェーの地でのトラブルにも動揺はなかった。

 7日夜に行われたJ1第25節の東京ヴェルディ対サンフレッチェ広島戦では前半20分過ぎ、落雷の恐れがあるとして試合が一時中断。その後も激しい雷雨が降り続き、インターバルは87分間にも及んだ。

 広島にとっては不慣れな敵地での予期せぬアクシデント。それでも終盤の攻防まで足を止めることなく、後半33分のセットプレーからDF佐々木翔が決勝点を奪うと、タイムアップが午後10時26分にまでもつれ込んだ死闘で貴重な勝ち点3をもぎ取った。

 試合後、記者会見に出席したミヒャエル・スキッベ監督はジョークも交えながら試合中断の期間を振り返った。

「わりと早い段階で(再開まで)長い時間あると知らされたので、(中断中は)コーチ室でオリンピックを見たり、選手たちは選手たちで、しっかり身体が固くならないように動いていた。開始に合わせてきちんと準備することができたので、その流れで中断明けに入れたと思う」

 選手の中にも動揺はなかったという。

「僕自身は初めての経験だったけど、再開時間がある程度早めに提示されていたので、スイッチを切ってゆっくりしていましたね」。そう冷静に振り返ったのはDF荒木隼人。個人個人では前半20分間の事象を振り返ったりしていたそうだが、まずはいったん身体を休めながら再開に向けて準備をしていたようだ。

 選手たちは試合再開の25分ほど前から室内で身体を動かし始めたといい、15分ほど前からピッチでのウォーミングアップを開始。両チームともに試合中断による影響を感じさせないパフォーマンスを見せていた。

 そうした姿からは後半29分から途中出場し、同33分にCKキッカーとして決勝点の起点になった18歳のMF中島洋太朗も「これだけ中断したのは初めてだったけど、ロッカーの中で先輩たちがいいお手本になる雰囲気でいたので、自分も乱されることなくできたと思う」と刺激と頼もしさを感じていたようだ。

 荒木によると、中断の影響があったとすれば試合自体ではなく、“バースデーマッチ”が長くなってしまったことくらいだという。

 くしくもこの日は28歳の誕生日。キックオフから約3時間半にも及んだ一戦を終えたDFは「本当は早く宿舎に帰ってみんなに祝ってもらおうかなと思っていたのに……(苦笑)。もう誕生日の時計が見られるのもあと少ししかないので、これから盛大に見ていきたいなと思っています」と言い残し、スタジアムを後にした。

(取材・文 竹内達也)
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