1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

元ブンデス&セリエA戦士の貫禄…堂々Jデビューも広島MFアルスラン「これからもっとクオリティーが出せる」

ゲキサカ / 2024年8月8日 5時40分

MFトルガイ・アルスラン

[8.7 J1第25節 東京V 0-1 広島 味スタ]

 ブンデスリーガやセリエA、欧州カップ戦で豊富なプレー経験を持つサンフレッチェ広島の新戦力MFトルガイ・アルスランが、貫禄のJ1リーグ戦デビューを飾った。東京ヴェルディとの一戦ではボランチとしてのゲームコントロールに加え、高い位置への攻撃参加で味方のチャンスも演出。試合後には「あと2週間くらいでベストなコンディションになると思う」とさらなる伸びしろも口にした。

 1990年生まれのトルスランはドイツ生まれのMF。かつてはハンブルガーSV、ベシクタシュ、フェネルバフチェ、ウディネーゼでプレーし、ブンデスリーガ通算83試合、スュペル・リグ通算113試合、セリエA通算96試合の他、欧州カップ戦でもUEFAチャンピオンズリーグ11試合、UEFAヨーロッパリーグ11試合の出場実績を持つ。

 昨季まではオーストラリアAリーグのメルボルン・シティでプレー。AFCチャンピオンズリーグも経験した後、今夏から広島に加入した。オーストラリアは秋春制のため、オフ明けでキャンプなしでのシーズンイン。そのためミヒャエル・スキッベ監督によると「プレシーズンが始まった状態」で、コンディションは十分ではないという。

 ところがこの日、アルスランは十分にチームにフィットしたパフォーマンスを披露。特にゲームコントロールの面で高い技術と状況判断力をいかんなく発揮していた。試合後の取材では「試合をコントロールするのが好きだし、落ち着いてプレーしている。自分がピッチにいる時はチームがゲームをコントロールできるようにしたい。あと前にボールを運んで行くことは怖がらないし、そこは自分の特徴だと思う」と自身の長所を誇った。

 試合中には東京Vの鋭いプレッシングを受ける場面もあったが、それもことごとく回避。「できるだけゲームを見渡して、自分の後ろのことも把握している。だから落ち着いてプレーできるんだと思う」。そう胸を張ったアルスランは「これからチームメートが自分の良さをもっとわかってくれて、さらに信頼してくれて、もっとボールを出してくれればさらに良いプレーができると思う。今日も15分、20分過ぎくらいからはできたので、もっと続けていきたい」とさらなるコンビネーション向上にも自信を示した。

 また日本のサッカースタイルへの適応にも手応えを感じている様子だ。「オーストラリアリーグではみんなフィジカルを持っている“ビースト”がもっと多かったけど、Jリーグはクオリティーがより高いので、ここではプレーがしやすい。これからもっとクオリティーが出せるし、自分が何ができるかを見せられると思う」。ドイツ人指揮官の下、優勝戦線に食い込もうとしているチームの頼れる大黒柱になりそうだ。

(取材・文 竹内達也)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!●2024シーズンJリーグ特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください