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結果出ず苦悩も「どこかを評価して下さっている」。U-17日本代表FW大石脩斗(鹿児島城西高)が攻撃の起点になり続け、逆転勝ちを演出

ゲキサカ / 2024年8月9日 12時10分

後半から出場のU-17日本代表FW大石脩斗(鹿児島城西高)が前線で起点になり続け、広島ユース撃破の立て役者に

[8.8 Balcom BMW CUP第1節 U-17日本代表 2-1 広島ユース ホットスタッフフィールド広島]

 結果が出ない日々に苦闘する中での、U-17日本代表選出。「(ゴールを決められずにいるが、)どこかを評価して下さっている」と前向きに、努力することを継続してきた。そのFW大石脩斗(鹿児島城西高)がBalcom BMW CUP初戦・広島ユース戦で1-1の後半開始から出場。正確なポストプレーや前線での泥臭い動きによって、逆転勝利の立て役者になった。

 大石は「自分の得意なプレーっていうか、自分の役割っていうのは前でボール引き出したり、 裏に抜けて顔出したり、そういうところ。自分も点決めたかったんですけど、結果を残すこととか考えつつ、(まずは)チームが勝つことを考えてボールを受けようと」。そのプレーがチームの攻撃を活性化した。

 朝岡隆蔵監督(ふたば未来学園高)も、「大石が起点になれた」と高評価した40分間。粘り強く味方にボールを繋いだことで、U-17日本代表は押し返す時間、チャンスの数を増やしていた。

 大石は前を向いて力強いドリブルから右足を振るシーンも。そして後半21分、前線から落ちる動きでMF山本天翔(G大阪ユース)へパスを繋ぐ。山本の展開からMF杉浦誠黎(湘南U-18)が左サイドを抜け出し、決勝点が生まれた。

 大石は広島ユースのU-19日本代表CB木吹翔太(3年)相手に健闘。185cmの自身よりも18cmも大きな超大型DFに対抗して見せる。「(木吹)デカくて強かったんですけど、自分もフィジカルとかだったら負ける気とかはしないんで」。相手をねじ伏せるようなプレーを見せていた木吹の前に身体を入れてボールを収めていたほか、収めきれなくてもこぼれ球を拾って味方に繋いだ。
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 この日は2本のシュートを放つも無得点。だが、まずは勝利したことを喜び、「ここで結果を出して、またもう1回頑張っていこうっていう気持ちなんで、次は絶対点決めたいなって思います」と意気込んでいた。

 大石は昨年、太陽SC U-15から鹿児島城西へ進学。強さと高さ、速さ、得点力も交代出場ながらインターハイ予選で活躍すると、6月にU-16日本代表へ初選出された。そこでゴールを決めるなどアピール。今回、U-17日本代表に選出された。

 だが、チームでは初昇格したプレミアリーグWEST前期で2分9敗と苦戦、大石は前期終了時点で無得点が続いている。「結構悩む時も多かったっすね。(5月の)岡山戦(1-1)の後とか、新幹線とかもほぼ喋ってない。何で上手くいかないんだろうってずっと考えたりして……」。状況を好転させるために自分で考えながら自主練を続けてきた。
 
 まだ納得の行くまでの活躍はできていない。だが、代表チームに選ばれたこと、この日好プレーできたことが自分にとってエネルギーになっている。「こうやって自分が悪いっていうか、チームでなかなか上手くいってない状況でも呼んで下さったんで、ここで結果残して、(9月の)新潟国際とかその後の海外遠征に行けるように、次の試合と、その次の試合もどっちも点決めてアピールしたいなって思います」。チームの勝利のために、求められていることに全力。そして、ゴールも決め、また自信をつけて、シーズン後半戦を迎える。

(取材・文 吉田太郎)

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