危機感募らせる黒田監督「散漫になってきている」…首位町田、ここ3戦で2敗目

[8.11 J1第26節 町田0-1湘南 Gスタ]

　FC町田ゼルビアがホームで湘南ベルマーレに痛恨の黒星を喫した。チャンスがあった前半をスコアレスで折り返すと、後半3分に先制点を献上。攻撃陣も2戦連続で無得点に封じられた。

　初のJ1で旋風を巻き起こす黒田剛監督が率いる町田だが、7月20日の横浜FM戦で敗れて以降、これで3戦未勝利(1分2敗)。2位の鹿島も敗れたことで勝ち点差3は詰まらなかったが、優勝争いが混とんとしてきた。

　MF相馬勇紀やMF白崎凌兵ら新戦力が先発し、可能性のあるプレーをみせた中でも結果が出なかった。黒田監督は5月11日の前回対戦(△0-0)も「敗戦にふさわしい引き分けだった」と湘南へのリスペクトを示すと、「今までやってきたことがかなり散漫になってきている。そこが試合を通じて気になるところだった」「疲労からなのか、譲り合っているからなのかはわからないが映像から分析して改善につとめないといけない」と現状に危機感を募らせていた。

(取材・文　児玉幸洋)
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