町田本拠地デビューの相馬勇紀「早く勝利がほしい」クロスバー直撃弾に初アシストはオフサイドで幻

[8.11 J1第26節 町田0-1湘南 Gスタ]

　本拠地に集まったサポーターに、新たな力が加わったことは十分に示した。しかしFC町田ゼルビアでのデビュー戦となった前節のC大阪戦に続き、得点に絡むことはできず。この日はチームの敗戦を見とどめることになった。「いままで勝ってきたチームなので、早く勝利がほしい」。MF相馬勇紀も唇をかんだ。

　試合開始からエンジン全開だった。しかし前半11分にエリア内の切り返しから右足を振りぬくと、シュートは惜しくもクロスバーを直撃。同17分には絶妙なグラウンダークロスを通してFWFW藤尾翔太の決定機につなげた。さらに同35分にはFWオ・セフンへのクロスで先制点をアシストしたかに思えたが、VARの介入があり、相馬のオフサイドでゴールが認められることはなかった。

　相馬も試合後にクロスバーに当てた場面とオフサイドになった場面を映像で確認したという。クロスバーに当てた場面については、オ・セフンがフリーになっていたことで、「出せばよかったかな」と振り返ったが、オフサイドになった場面については「どこが出ていたのか分からなかったけど、もう少しラインをなめながら行けばよかった。仕留めないといけなかったですね」と悔しそうに話していた。

(取材・文　児玉幸洋)
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