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実り多きパリ五輪後初戦でヘディング弾!! “うつぶせパフォ”で手荒い祝福受けた川崎F19歳DF高井幸大「寝てたい気分だったので(笑)」

ゲキサカ / 2024年8月12日 0時49分

寝そべって祝福を受けるDF高井幸大

[8.11 J1第26節 FC東京 0-3 川崎F 味スタ]

 パリオリンピックで大いに評価を高めた19歳が、五輪後最初のJ1リーグ復帰戦でさっそく結果を出した。川崎フロンターレのDF高井幸大は先発出場したFC東京戦の後半27分、DF三浦颯太のFKに反応してゴール前へ。相手CBにマークされながらも、192cmの上背を活かしたヘディングで合わせ、勝利を決定づけるダメ押しゴールを決めた。

 自身のヘディングには「いいところで選手の間に入れて、枠に入れることだけを意識していたら入っていた。そこまで難しいヘディングではなかった」と謙遜した高井だったが、チームメートは喜びを爆発。その中で高井は「寝てたい気分だったので……(笑)」とピッチにうつぶせたまま手荒い祝福を受け、「最年少らしかったかな」と笑顔を見せた。

 パリ五輪後はコンディション不良のためトレーニング参加を見送り、前節・神戸戦(◯3-0)後からチームに合流。それでもブランクは「あまりなかった」という。実際、この日は得点シーン以外も攻守に安定したパフォーマンスを披露。試合後には「たくさん人(観衆)も入った中で楽しくできた」と37,452人の大観衆の前でのプレーに喜びを口にした。

 そんな頼もしい19歳の姿には鬼木達監督も「長い間トレーニングができたわけではないが、入りのところから積極的にやってくれた。2-0の場面でどっちにゲームが転んでもおかしくない中、セットプレーで取れるのは大きなこと。またここからどんどん成長してほしい。」と太鼓判。「彼はビッグゲームに集中力が高く、そういうところで力を発揮するタイプ。今日のゲームが1試合目だったのも良かったと思う」と大舞台での信頼も口にした。

 実際、高井はU-23日本代表でも今年3月の親善試合、4月のU23アジア杯、そして今夏のパリ五輪本大会と舞台が大きくなるにつれてパフォーマンスを向上させてきた。五輪では「いろんなことを肌で感じることができて、守備でも攻撃でも質の高い選手とやれた。自分が成長するためにいろんなことを意識してやれた」と手応えを深めたという。

 また五輪の試合中には「いいプレーがあったらちょっと真似してみようかなと思っていた」と対戦相手からも学んでいた様子。スペイン戦では「相手のCBが結構上手だったので、試合中も上手だなと思いながら見ていたし、盗めるところは対戦して盗めればそれに越したことはない」とDFパウ・クバルシ、DFエリック・ガルシアを明確に意識し、同じ土台で戦っていたようだ。

 もっとも、結果的には日本に勝ったスペインが五輪金メダルを獲得。国際舞台での悔しさも残した。自らスペイン戦のマッチアップには「相手の選手が微妙だったのであれくらいはやれるかな」と冷静に語るが、17歳で大国を背負うクバルシの存在は「僕より何歳も下で活躍している姿を見ると、自分ってまだまだだなと感じるし、もっと成長しないといけないと思った」と大きな刺激に。上々のJリーグ復帰戦を経ても、基準はさらなる高みにある。

(取材・文 竹内達也)
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