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パリ五輪後の初戦で積極姿勢貫いた柏FW細谷真大、リーグ最小失点のG大阪から「点は取りたかった」」

ゲキサカ / 2024年8月12日 2時0分

柏の2トップの一角に入ったFW細谷真大

[8.11 J1第26節 柏 0-0 G大阪 三協F柏]

 パリ五輪から帰国後、初陣となるはずだった敵地で7日に行われるはずだった浦和戦が荒天のため延期に。浦和戦でもベンチメンバーに名を連ねていた柏レイソルのFW細谷真大は、満を持してホームでのG大阪戦に先発。試合前にはDF関根大輝、GK佐々木雅士と並んで花束贈呈のセレモニーが行われた。

 キックオフから50秒も満たないうちに、細谷がチャンスを迎える。DF古賀太陽のロングフィードに対してDF松田陸を背負いながらボールをおさめると、中央に切り込んでから右足でシュート。ゴール右隅に向かったシュートは、GK一森純に阻まれてしまった。「入りから打っていくことは決めてましたし、いい形で入れた」という細谷は、後半32分に退くまでにG大阪のFW宇佐美貴史と並んで両チーム最多タイ4本のシュートを放った。

 後半6分にはDF片山瑛一が右サイドからゴール前にグラウンダーのボールを入れる。ゴール前でDF福岡将太を背負いながらボールをおさめると、福岡をふき飛ばして前を向いてシュートまで持ち込んだがGK一森のセーブにあった。パリ五輪の準々決勝・スペイン戦での“幻のゴール”も含め、相手を背負ってからのシュートに対して、柏アカデミーの先輩DF中谷進之介は「ああいうプレーが得意なイメージはなかった」と驚きをもって見ていた。

 リーグ最小失点のG大阪が相手だったが、「失点が少ない相手だったので、その中でも点は取りたかった」と細谷は悔やんだが、3試合ぶりとなる勝ち点を積み重ねたことで、勝ち点を30にのばし、暫定で14位として順位をひとつ上げた。

 次戦は17日、勝ち点1差で15位につける湘南との一戦。この日、首位の町田に勝利し、5戦負けなしと好調を維持している。「この試合が終わって少し空くので、しっかり休んで100%の状態で臨みたい」。対湘南で3試合連続得点中の細谷が、チームを勝利に導くゴールを決めてくれるはずだ。

(取材・文 奥山典幸)
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