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日本プロサッカー選手会が声明…会長の吉田麻也「誹謗中傷や興味本位のプライベート報道ほど辛いことはありません」

ゲキサカ / 2024年8月13日 14時55分

日本プロサッカー選手会の会長を務めるDF吉田麻也

 日本プロサッカー選手会(JPFA)は13日、選手のプライバシー保護について公式サイトで声明を発表した。

 JPFAは昨今の選手に関するプライバシー侵害や誹謗中傷などの問題を取り上げつつ、「我々も、 露出する立場でもあるので行動に気をつけなければならないことはもちろんですが、皆さまと同様に、1人の社会人として、プライバシーはありますし、プライバシーはどのような立場の人間であっても尊重されるべきです。プレーに関して様々なご意見をいただくことはあっても、プライベートは別の問題です」と言及している。

 そして「我々も、もちろん他人のプライバシーを尊重しますが、メディアやSNS、インターネットなどでも、我々のプライバシーを尊重していただきたいと考えています。日本プロサッカー選手会は、プライバシー尊重の面でも日本が世界に近づけるよう、今後、著名人のプライバシーが尊重される社会の実現を目指して活動してまいります」と表明した。

 また、JPFAは会長を務めるDF吉田麻也(LAギャラクシー)のコメントも掲載。元日本代表キャプテンは「ネット社会が大きくなるにつれ、著名人のプライバシーがさらされることが増えています。家族や周りにいる方々のプライベートまでがさらされて、被害を受けるケースまであります」と現状に懸念を示し、今夏のパリオリンピックでも問題視された件を取り上げている。

「今回のオリンピックでも、アスリートはプレーでいろいろな注目、批評を受けますが、一方で、心無い誹謗中傷や、プレーに関係しないプライベートに関する報道なども見られました。アスリートは結果のためにすべてを賭けてやってきていますが、結果が出ないこと、ミスが出てしまうことはあります。このような時の誹謗中傷や興味本位のプライベート報道ほど、アスリートにとって辛いことはありません」

 吉田は「私たちJPFAの声明を多くの皆様に知っていただき、アスリートに対してだけでなく、著名人全体のプライバシー侵害や、心無い誹謗中傷がなくなっていくことを願っています」と訴え、「そして、この度はオリンピックサッカー男女日本代表への応援ありがとうございました。Jリーグも再開し、欧州リーグ、WEリーグも開幕していきます。皆様の心温かい声援にこたえられるよう、頑張っていきたいと思います」と声明を締めくくった。

以下、選手のプライバシー保護に関する声明

■JPFA
「メディア報道SNSで、我々サッカー選手のプライベートな情報が出されることが増えています。選手や家族の個人情報や収入、交際相手など、出される情報は様々です。事案によっては騒動を理由に活動の自粛を求められ、選手だけでなく、家族も含め、根拠のない誹謗中傷にさらされることもあります。

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