攻撃陣に負けない活躍誓うDFリーダー。昌平CB坂本航大が身体を張った守りで相手の攻撃を凌ぎ、同点弾も
ゲキサカ / 2024年8月14日 23時8分
[8.13 ECLOGA 2024 IN ナラディーア 静岡学園高 1-1 昌平高 ナラディーア]
日本一で自信をつけているディフェンスリーダーが、ゴールで昌平高(埼玉)を救った。0-1の後半28分、昌平は左CKからCB坂本航大(3年=FC LAVIDA出身)が同点ゴール。苦戦したゲームを1-1の引き分けに持ち込んだ。
0-1の前半は受け身になり、静岡学園高に押し込まれる時間の連続。ハーフタイムには玉田圭司監督から檄を受けて引き締まったという。「前の方は多分、(MF大谷)湊斗と(FW鄭)志錫が引っ張ってくれると思ってたんで、まず守備のことから考えて、自分自身もセットプレーでしたけれども、こぼれてきたボールを押し込めたので良かった」。自身も奮起し、前半に少なかった声の数を増加。この日はセットプレーから1失点したものの、DF陣が崩れなかったことが引き分けの要因になった。
インターハイの自信が大きい。坂本は「やっぱ(準決勝の)帝京長岡戦とか、2点早くリードした状態で 1点取られちゃったんですけど、後半しっかり自分がリーダーシップ取って最後の部分だけちゃんと体張ってチームのために戦うっていうのは今日も言ってましたし、そういうのは継続して続ければ、もう一度日本一っていうのは見えてくるのかなと思います」と頷いた。昨冬の選手権で4試合にフル出場するなど経験値豊富なDFは、押し込まれてもゴール前で身体を張ったディフェンスを継続。要所を封じ、反撃に結びつけた。
坂本はDFラインからボールを運ぶドリブルと縦パスを差し込むことも得意とするDFだ。インターハイでは対角のロングパスでゴールの起点になり、攻撃面も改めて自信に。この日も相手の鋭いプレッシャーに動じることなくボールを運び、同点ゴールを決めた。
その坂本は、「(MF大谷)湊斗とか、(MF長)璃喜とか凄い注目されてますけど、ディフェンスもちょっと。自分がリーダーシップ発揮するんで、ディフェンスの部分もちょっと見てもらえると嬉しいです」。昌平はインターハイで準決勝2発のMF大谷湊斗主将(3年)や決勝2発のMF長璃喜(2年)ら攻撃タレントたちが目立つ活躍。ディフェンスリーダーはそれに負けない活躍も誓った。
後半28分、昌平CB坂本航大が同点ゴール
(取材・文 吉田太郎)
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