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選手権であと1勝へ、神村学園は基準が変化。インハイ優秀選手のMF松下永遠は責任感持ち、中心選手の働き

ゲキサカ / 2024年8月15日 13時1分

インターハイ優秀選手の神村学園高MF松下永遠(3年=JFAアカデミー福島U-15WEST出身)は中心選手の働き

[8.13 ECLOGA 2024 IN ナラディーア 神村学園高 3-4 興國高 ナラディーア]

「準優勝っていう結果としては良かったんですけど、そこで満足せずに『絶対、冬また取ろう』っていう風になって。そこから基準っていうのが変わったと思います。一人ひとりが色々な人に言ったりだとか、気持ちをぶつけ合ったりっていうところがみんな出てきたのかなと思います」

 13日の「ECLOGA 2024 IN ナラディーア」初戦後、神村学園高(鹿児島)MF松下永遠(3年=JFAアカデミー福島U-15WEST出身)は、インターハイ準優勝という結果が新たなモチベーションになっていることを説明した。

 インターハイでは静岡学園高や米子北高(鳥取)を破り、初の準決勝突破。決勝では昌平高(埼玉)をシュート数13-7と大きく上回りながらも、決定力、粘り強さを欠くなど2-3で逆転負けに終わった。それでも、チームの歴史を塗り替えたことは自信に。また、「冬こそ日本一」というエネルギーを生み出しているようだ。

 この日はインターハイ得点王のFW名和田我空(3年)や同大会で躍動した大型MF鈴木悠仁(3年)、決勝戦の先制点後に負傷交代したMF福島和毅(2年)、FW金城蓮央(3年)らを欠く陣容。だが、いずれも同大会優秀選手のDF新垣陽盛(3年)、左WB大成健人(3年)、松下、FW徳村楓大(2年)がチームを引っ張り、チャンスを得た選手たちも奮闘した。
ゲーム主将を務めたDF新垣陽盛もインターハイ優秀選手インターハイ優秀選手の左WB大成健人は守備も健闘
 中でも松下は、中心選手としての働き。チームの攻撃をコントロールし、崩しに係わり、後半28分に同点ゴールも決めた。「(名和田)我空、(鈴木)悠仁とリーダーシップのある人がチームにいなかったんで、(新垣)陽盛だったり、(大成)健人とかも中心としてやってるんですけど、自分が中心としてやっていかないといけないっていう責任感があるので、そういうところでは今日は結構意識してやっていけたかなと思います」と振り返る。

 新チームがスタートした段階では先発を争う一人だったが、プレミアリーグWESTの強豪との戦いで揉まれて進化し、インターハイの活躍が自信に。鈴木とのダブルボランチは大会屈指と言えるパフォーマンスだった。

 その松下は「インターハイで結構自信がついて、やっぱりチームに自分が必要とされるために頑張ってるんで。やっぱりそういうところでは、パフォーマンスとしてはインターハイで結果を残せたのが良かったのかなと思います」とコメント。高校選抜や将来の日本代表入りを狙うボランチは、「ゲームメイクっていうところはもう結構成長してきているんですけど、個人で打破する力っていうのがまだ足りないのかなと思うので、やっぱドリブルとかで剥がして、一人で点を取れるようになっていきたい」と自身に求めた。

 チームは選手権でも全国大会決勝まで勝ち上がり、「あと1勝」することを目指す。「やっぱ準優勝っていう悔しさがあったからこそ、今頑張ろうっていう風になってると思うので、悔しいですけど、冬絶対取れるようにしたい」と松下。全国準優勝という悔しさもエネルギーに、「ECLOGA」の計3試合やB戦、残りの県外遠征で自分たちをよりレベルアップさせて鹿児島へ戻る。
神村学園の先発メンバー
(取材・文 吉田太郎)

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