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今季2度目の“東京ダービー”はまた決着つかず! FC東京はGK野澤が好セーブ連発、東京Vとスコアレスドロー

ゲキサカ / 2024年8月17日 21時1分

“東京ダービー”は痛み分けのドロー

[8.17 J1第27節 FC東京 0-0 東京V 味スタ]

 J1リーグは17日に第27節を行った。FC東京と東京ヴェルディの対戦は0-0のドロー。今季2度目の“東京ダービー”はリーグ前半戦に続き、またしても引き分けに終わった。

 FC東京は前節・川崎フロンターレ戦(●0-3)から先発を3人変更。DF森重真人、DF長友佑都、MF荒木遼太郎を起用した。荒木はパリオリンピック帰還以降で初のスタメンとなった。一方、東京Vは前節・名古屋グランパス戦(●0-1)から1人のみ先発変更。負傷の影響でベンチスタートが続いていたキャプテンMF森田晃樹が6月2日の第17節・北海道コンサドーレ札幌戦以来となる10試合ぶりに先発入りを果たした。[両スタメン&布陣]

 リーグ前半戦の対戦では、東京Vの2点先取からFC東京が追いつき、2-2のドロー。今節も序盤から一進一退の攻防が続く。前半25分、FC東京はFW仲川輝人がボールを運んで右横にパス。FW遠藤渓太がPA手前から右足シュートを放つが、惜しくもゴール外に外れた。

 前半30分、東京VはPA右角外でFKを獲得した。キッカーはパリ五輪世代屈指のキッカーMF山田楓喜。しかし、左足キックはゴール上に逸れていった。同43分にも決定機。MF松村優太が右サイドから左に展開。リターンパスを受けると、右足でインスイングのキックを放つ。ファーサイドに飛んだボールにMF齋藤功佑がダイレクトで合わせるが、ゴール右外にわずかに外れた。

 前半はスコアレスのまま折り返した。後半も拮抗状態は続くも、FC東京が徐々にボールを支配する。後半8分、左後方の長友が中盤にパスを入れ、荒木が左サイドに通す。ボールを運んだ遠藤が折り返すと、PAライン上で荒木がボールを収めて右足シュート。相手に当たったボールは惜しくもゴール枠外に外れた。

 勢いをつけたい東京Vは後半21分に2枚替え。森田と山田に代えてMF見木友哉とFW山見大登を投入する。同23分には交代選手がチャンスを作る。右サイドからMF染野唯月がクロスを上げると、ファーサイドの山見が狙いすましたヘディングシュート。しかし、GK野澤大志ブランドンの好セーブに阻まれた。

 後半24分、FC東京も2枚替え。仲川と遠藤の両ウイングを下げ、MF安斎颯馬とMF俵積田晃太を出場させた。東京Vは同30分、右CKを山見が蹴る。染野が頭で合わせてゴール左隅を捉えるが、またしてもGK野澤のセーブに遭った。

 FC東京は後半32分に再び2枚替え。荒木と直前に右ひざを痛めていたMF高宇洋に代え、FW小柏剛とMF原川力が入る。さらに35分のアクシデントで相手のシュートが直撃したDF森重が意識を失って倒れてしまう。脳震とうによる交代ルールでDF岡哲平が入った。

 残り時間は互いにオープンな展開。だが、スコアは動かず0-0で試合終了。両者激しい攻防も勝ち点1を分け合う形となった。

(取材・文 石川祐介)
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