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“前半アディショナルタイム34分”の異例開幕戦…伊東純也が1トップも務めたスタッド・ランス、リールに敗戦

ゲキサカ / 2024年8月18日 12時10分

FW伊東純也は後半に1トップを担当

[8.17 リーグアン第1節 スタッド・ランス 0-2 リール]

 スタッド・ランスは17日、リーグアン開幕節でリールと対戦して0-2で敗れた。負傷者の治療によって試合が止まり、前半アディショナルタイムは34分と表示された異例の一戦。FW中村敬斗は先発出場して左ウイングに入って後半27分まで出場し、FW伊東純也は前半を右ウイングの位置で、後半を1トップの位置でプレーしてフル出場した。

 試合は想定外の幕開けとなった。前半12分、リールのMFアンジェル・ゴメスが空中戦でDFアマドゥ・コネと激しく交錯すると、ピッチに倒れ込む。一時的に意識を失ったようで両チームの選手が急いでドクターらを呼び、騒然とした状況となった。

 試合は35分ほど中断し、A・ゴメスは移動式担架に乗せられて救急車へ。A・コネにはレッドカードが提示された。リールによるとA・ゴメスは搬送時に意識を取り戻していたという。

 この中断に伴い、前半のアディショナルタイムは異例の34分となった。スタッド・ランスがなかなかチャンスを作れない中、リールは前半45+30分にCKからキャプテンマークを巻くDFバフォデ・ディアキテが先制点を奪う。B・ディアキテは得点後にタッチライン際へ駆け寄ると、チームメイトからA・ゴメスのユニフォームを受け取って掲げるセレブレーションを見せた。

 右ウイングで先発していた伊東は後半の始まりから1トップの位置へ移動。しかし相手を背負うプレーを強いられ、本来の特長を示す場面は限られた。後半27分には中村がMFママドゥ・ディアコンとの交代でピッチを退く。チーム自体がチャンスを作れず、中村も相手陣内でボールを持つ場面はほとんどなかった。

 伊東は後半34分、ペナルティエリア内右でボールを受けるとマイナス方向にクロスを送る。しかし懸命に足を伸ばしたDFトーマス・ムニエにカットされ、味方には繋がらなかった。

 後半アディショナルタイムにはリールがFWジョナサン・デイビッドの得点でリードを広げ、タイムアップ。スタッド・ランスはルカ・エルスネル新監督の初戦を落としている。
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