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ダービーで鬼気迫るスーパーセーブ連発! FC東京GK野澤大志ブランドンに東京Vも驚嘆「きょうは野澤選手を褒めるしかない」

ゲキサカ / 2024年8月18日 5時51分

GK野澤大志ブランドン

[8.17 J1第27節 FC東京 0-0 東京V 味スタ]

 ゴール枠内に吸い込まれそうなボールを、すべてかき出した。FC東京GK野澤大志ブランドンは東京ヴェルディの猛攻をシャットアウトした。

 白熱の“東京ダービー”で誰よりも躍動した。終盤にかけて攻勢を強める東京Vに決定機を作られるも、立ちはだかったのはGK野澤。後半23分のFW山見大登のヘディングシュートは枠内を捉えたが、野澤が横っ飛びではじく。同30分には相手のCKからMF染野唯月のヘディングシュートを食らうも、またしても野澤がセーブ。ゴールポストに頭を当てながら、ゴールを死守した。

 試合はスコアレスドロー。リーグ前半戦も引き分けたため、今シーズンはダービーの決着をつけることはできなかった。野澤は「きょうは本当に特別な試合だった」と振り返り、サポーターに向けて「勝つ瞬間を見たかった方々には申し訳ない」と思いを口にした。

 フラッシュインタビューでは手応えも語った。「僕の仕事は達成できて、個人的には安心している。チームに貢献できたことも感謝」。ともに勝ち点1を掴んだ仲間には「ただみんなが体を張っていた。失点ゼロの大きな要因」と感謝を伝えていた。

 パリオリンピックではメンバーとして参戦。4試合で出場はなかったが、帰還したJの舞台では鬼気迫るセーブを続けている。その姿勢はライバルチームでさえも称賛。東京VのキャプテンMF森田晃樹は「正直、今日は野澤選手を褒めるしかない。素晴らしいセービングを何本もした。彼に防がれたという印象」と舌を巻いていた。

(取材・文 石川祐介)
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