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今季15得点ブレイク中の磐田FWジャーメイン良、降格圏転落の0-4大敗に「簡単に失点を繰り返したら勝ち点は取れない」

ゲキサカ / 2024年8月18日 17時50分

DF中山雄太とマッチアップするFWジャーメイン良

[8.17 J1第27節 町田 4-0 磐田 Gスタ]

 今季15ゴールで得点ランキング2位につけているジュビロ磐田FWジャーメイン良だが、この日はDF昌子源、DF中山雄太といった日本代表経験豊富なCB陣を擁するFC町田ゼルビアを相手に無得点に終わった。

 ビッグネーム相手にも互角のマッチアップを繰り広げ、「今年に関しては大きな自信がある中でやってきて、2人とも世界で戦ってきた選手たちで強さはあったけど、起点を作れたところはあった」「かなり2人のCBにタイトに見られていたけど、点を取れそうな雰囲気はあった。そこは今季、自分の中で成長できたところ」と手応えも感じた一方、「でももう一つゴール前というところでは(相手に)堅さがあった」と結果と向き合った。

 前節・鹿島戦(◯2-1)は累積警告による出場停止のため、この日は2試合ぶりの出場。FWマテウス・ペイショットが引き続き出場停止とあり、チームは激闘を制した前節の4-3-3システムを継続した中、1トップでの先発となった。ところがチームのパフォーマンスは鹿島戦と大きく異なり、立ち上がりから押し込まれて前半だけで3失点。守備の不安が攻撃の組み立てにも大きな影響が出ていた。

 ジャーメインは「あんなに簡単に失点を繰り返していたら勝ち点は取れない。自分としてはやっぱり前半のところで決まったと思う。明らかに相手がパワーを使ってきて、そこで跳ね返し切れなかった」と守備面の課題を指摘。「前節は我慢しながら失点がなかったので、そのままの形でということで、ゼロとか1点で耐えられれば後半にチャンスがあったと思うけど、体力を使うやり方をしていたので先に失点すると難しくなる」と現状を見つめた。

 相手が首位とはいえども、前半戦で2-0の勝利を飾った同期昇格クラブにショッキングな大敗。チームは降格圏18位に転落した。ジャーメインはこの一戦の教訓として「結果論だけど後半はPKの1点だけだったのでしっかり粘り強さを頭からしっかりやっていれば。ペイショットが帰ってくれば攻撃面でもう一つパワーを出せるチャンスがあると思うので切り替えてやりたい」と力を込めた。

 今季はここまで5試合の負傷欠場、1試合の出場停止があったため、21試合15得点のハイペース。J1でのこれまでのキャリアハイは18年の3得点だったが、昨季J2リーグでの9得点を経て異例の大ブレイクを迎えている。18位につけるチームは決して決定機の多いチームではないが、「我慢する時間が長いのでどれだけ1回のチャンス、1回の攻撃で自分の質を高めていけるかを意識してきた。そこが結果が出ている要因だと思う」と自己分析している。

 得点ランキングではブラジル出身のFWレオ・セアラが17点で首位を走るが、15点は日本人最多。シュート決定率は11得点のFW山田新(川崎F)に続く25.8%を記録しており、その決定力には日本代表に推す声も上がっている。

 ただ、日本代表の1トップはFW上田綺世、FW小川航基ら本格派ストライカーが複数君臨している状況。また大きな意識はしていないという。「今はヨーロッパでやっている選手がほとんどでなかなか難しさはあると思うけど、自分は結果を出し続けて、その先に結果としてチャンスがあるかもしれない。まずはあまり意識せず、チームの勝ち点を取るために得点を重ねていければ」と謙虚に先を見据えていた。

(取材・文 竹内達也)
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