インハイに続いて宿敵に0-0、PK戦で敗戦も、矢板中央DF小倉煌平が再び攻守で健闘
ゲキサカ / 2024年8月19日 22時55分
再びPK戦で敗退。宿敵との差を埋め、次こそは上回る。矢板中央高(栃木)は「第3回U-18青森ユースサッカーフェスティバル」準々決勝で青森山田高と対戦。アンカー起用されたMF 永井健慎(2年)がセカンドボールの攻防戦で健闘し、MF外山瑛人(3年)やMF平野巧(2年)が前を向いてプレーする回数を増やした。
3バックの左を務めた179cmDF小倉煌平(3年=FRIENDLY Jrユース出身)は、瞬間的な速さを活かして狙いすましたインターセプトやカバーリング。0-0からのPK戦で敗れたインターハイ3回戦でも青森山田相手に攻守で好プレーを見せていたDFは、「まず目の前の敵に負けないってこと」とカバーリングを意識した守備で、主将のDF佐藤快風(3年)らとともに無失点で終えた。
また、「(以前は課題だったが、コーチの金子)文三さんとかに『練習からチャレンジしとけ』っていう話を頂いて、練習試合などからチャレンジして、最近ちょっとずつできるようになってきた」というドリブルでボールを運ぶことにもチャレンジ。だが、チームは再び0-0からのPK戦で敗れ、細かなボールタッチやもっと周りを見ることを変えていく必要性を口にしていた。
全国制覇を狙う矢板中央が特に重視するのはピッチ外だ。インターハイでの敗戦後に佐藤が「寮を綺麗にするとか、授業をちゃんと受けるとか、そういう当たり前のことを当たり前にできないチームはやっぱ結果が出ないと思います」と語っていた。同時に、青森山田との差として指摘していたのが、ピッチ外の部分について。小倉も「やっぱりサッカーだけの部分じゃなくて、生活面とか山田さんをリスペクトするのもあるんで、日常生活のところも、もうちょい自分たち変えていかないといけない」。日常生活から、宿敵との差を埋める。
強敵相手に実力を発揮している小倉は、イングランド代表DFカイル・ウォーカーや元日本代表DF槙野智章を憧れのプレーヤーに挙げる。気持ちを前面に出し、「自分は1対1が武器なんで。1試合通して1回も抜かれないで絶対に負けない」DFになることを目標に掲げた。そして、「(選手権の)優勝目指して練習するだけです」と宣言。選手権では宿敵を突破し、初優勝を果たす。
矢板中央の闘将、DF佐藤快風主将noyahoobody>2年生DF永井健慎がアンカーを務めて好守も
(取材・文 吉田太郎)
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