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インハイで存在感の155cmドリブラー。矢板中央FW堀内凰希はゴールを連発し、「注目されていきたい」

ゲキサカ / 2024年8月20日 0時19分

矢板中央高FW堀内凰希(3年=AC長野パルセイロU-15出身)が鋭いドリブルで前進

 登録155cmの小兵ドリブラーが、「もっと点を取れるFWにならないといけない」と掲げた。インターハイベスト16、矢板中央高(栃木)のFW堀内凰希(3年=AC長野パルセイロU-15出身)は下級生時から切り札役を担っていたアタッカーだ。
 
 インターハイ2試合では、いずれも前半途中から交代出場。青森山田高との3回戦では、セットプレーや鋭いドリブルから計3本のシュートを放った。「下で受けたら、絶対抜く自信はあるので。でも、空中戦やったら勝てないので、できるだけ下で受けるっていうのを意識してました」という堀内の相手の前に潜り込んでいくドリブルは、止まらず。決定機の起点にもなっていた。

 自分のドリブルが、昨年度の2冠王者・青森山田相手でも通用することを証明。だが、得点できずに0-0からのPK戦で敗れ、今月17日の第3回U-18青森ユースサッカーフェスティバル準々決勝・青森山田戦も再び0-0からのPK戦で敗れた。

 それだけに、「シュートをもっと磨かないと。練習していきたい」。プリンスリーグ関東1部でも現在1得点。得点数を増やし、「(スーパーサブではなく、)最初から出てって、ほんと活躍していきたいです」と意気込んだ。

 小回りが利き、スピードもある堀内は相手DFにとって厄介な存在。どの相手に対しても、ドリブル突破することはできる。それだけに、「最後のドリブルで、交わして、もっとワンテンポ速く打ったりすること。持ち続けるとやっぱり詰まっちゃうので、 ワンテンポもっと速く行きたい」。選手権の目標は得点王。ドリブルだけでなく、ゴールで自分の名を全国に広める考えだ。

「もっと得点を。やっぱ数字で表すしかない。数字で、自分だけ『おぉ』」みたいな感じで名前をまずは売って、そこから注目されていきたいです」。憧れの元日本代表FW岡崎慎司のように泥臭いプレーやゴールを増やし、80分間、90分間輝く選手にもなる。

(取材・文 吉田太郎)

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