湘南内定の神戸弘陵FW石橋瀬凪は夏の経験を糧に。厳しいマークを乗り越える術、力を身に着けて選手権、プロの世界で躍動する
ゲキサカ / 2024年8月21日 14時37分
Jクラブ内定のアタッカーはインターハイ、夏のフェスティバルを経て、改善しなければならない課題を感じていた。「1対1でいい形が作れれば自信はあるんで、そんな止められる気もしないですけど。2、3枚来た時にどう崩すか考えたい。周りの使い方とか課題なんで、もっと上げていきたいと思います」。1対1の仕掛けはJリーガー相手でも手応えを持っている武器。徹底マークを受けても攻略し、1人でも得点を奪える選手になることを目指す。
神戸弘陵高(兵庫)の湘南ベルマーレ内定のMF石橋瀬凪(3年=ヴィッセル神戸U-15出身)は180cm近いサイズとスピードを併せ持つアタッカーだ。昨年度の選手権では右サイドから鋭いドリブルを見せ、神村学園高(鹿児島)との3回戦ではヘディング弾も記録。今年はチームの10番を背負い、インターハイ出場などに貢献している。
6月のインターハイ予選後に湘南へ3日間の練習参加。「行って調子は良くて、自分でも手応えはありました。プロになってくるとそんな警戒もされないんで、サイドの1対1とかの場面が多くて、それはプロでも結構通用したと思います」。予想よりも早く内定が出て、プロ入りを決断。ただし、注目度が高まった中で迎えたインターハイは、思うような活躍ができないまま1試合で終わった。
名門・帝京高(東京)との1回戦(0-1で敗戦)では、こぼれ球からポスト直撃のシュート。だが、ボールを持つと、対面のDFプラスカバーするDFもいて1対2だった上に、サイドハーフも戻ってくるような状況だった。その中でどうボールを受け、自分の形に持っていくかは課題に。新チーム結成時に比べると、背後を狙う動きや、背後と見せかけて足元でボールを引き出すなどオフ・ザ・ボールの部分は向上しているだけに「もっと(その動き、バリエーションを)増やしていきたいなと思います」と誓った。
「(自分に対して)相手のディフェンスの形が変わってきたりするのは自分では嬉しいところなんですけど、そこを外せないとプロではやっていけないなと思う」と石橋。18日まで開催された「第3回U-18青森ユースサッカーフェスティバル」の日大藤沢高(神奈川、1-2)戦でも素晴らしい突破やゴールの起点となる動きを見せた一方、警戒されて自由にできない部分があっただけに、警戒を超えるための術を考え、自身の突破力、決定力もスケールアップさせる。
石橋は神戸弘陵1年時の夏から半年以上も自主練での砂場ダッシュを継続。「(こうこう入学当初は)全然速くなくて、ドリブルで1枚抜けるけど、すぐ追いつかれるぐらいのそんな感じだった」というスピードを大きく向上させた。加えて、身長が高校での2年半で約7、8cm成長。身体ができてきた今、再び砂場での足腰強化にも取り組んでプロへ向かおうとしている。
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