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決定機連発&J1撃破も悔しさ残した千葉エースFW小森飛絢「ステップアップしていく上でも決めないといけない」

ゲキサカ / 2024年8月22日 6時10分

FW小森飛絢

[8.21 天皇杯4回戦 千葉 1-0 札幌 フクアリ]

 J1勢を破っての準々決勝進出にも悔しさは隠せなかった。天皇杯4回戦・札幌戦の試合後、ジェフユナイテッド千葉のエースFW小森飛絢は「自分のところで起点を何度か作ることができていたし、その部分では悪くなかったけど、フィニッシュでもっと精度を高めていかないといけない」と自身のパフォーマンスを振り返った。

 たしかにその言葉どおり、まさにフィニッシュだけが足りなかった。小森は前半19分、DF岡庭愁人のクロスに反応し、ヘディングで巧みに合わせたが、GK児玉潤のスーパーセーブで得点ならず。また同29分にはMF品田愛斗からのスルーパスに抜け出すも、左足シュートはまたも児玉の横っ飛びに阻まれた。

 さらに後半5分、MFエドゥアルドのパスからペナルティエリア内を侵入し、鋭い切り返しで札幌守備陣を振り回したが、最後の左足シュートは相手の足をかすめて枠外(判定はゴールキック)。どれもシュートを打つところまではさすがの動きだったが、結果でチームを助けることはできなかった。

「自分のところで決定機が何度かあった中、決め切れずにいたので苦しい時間が多くあった。申し訳ない気持ちだった」。そう試合を振り返った小森は自身に訪れた決定機について「自分がステップアップしていく上でもあの場面で決めないといけない」と厳しい評価を口にした。

 大卒加入でJ2在籍2年目。昨季は13得点、今季もすでに10得点と着実に成績を残しており、J1クラブから注目を集めるにふさわしい立場にある。

 この天皇杯ではJ1勢を相手に勝ち進むことで、さらにJ1相手にも通用するところを見せつけたいところ。次はベスト4入りをかけた9月18日の京都戦、小森は「次もJ1とやれるチャンスがあるし、どんどん勝ち進んで自分の価値を広められれば」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)
●第104回天皇杯特集

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