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「チームとしての形」で開始3分に決勝弾! 神戸FW佐々木大樹「この試合に懸けてましたし、結果を残せてよかった」

ゲキサカ / 2024年8月22日 7時45分

チーム最多3本のシュートを放った神戸FW佐々木大樹

[8.21 天皇杯4回戦 柏 0-1 神戸 三協F柏]

 開始3分の先制点。それがヴィッセル神戸を3年連続の天皇杯8強へと導く決勝点となった。

 DF岩波拓也が背後に大きく蹴ったボールを、MF飯野七聖が右サイドでおさめると、中央へ折り返す。これをFW佐々木大樹がダイレクトで合わせた。佐々木にとって7月20日のJ1第24節・名古屋戦(△3-3)以来となるゴールに、チームメイトへ感謝した。

「チームとしての形だったので。たくくん(岩波)のフィード、ななくん(飯野)の抜け出し、ななくんのクロス、全てが完璧だったので。僕は本当に合わせるだけだったので、連携面に関して、あそこまで持って行ってくれたことに感謝しかないです」

 神戸として開始15分以内の得点は、7月5日のJ1第22節・広島戦(○3-1)以来公式戦7試合ぶりだ。「開始早々にゴールっていうのは、相手的にもチーム的にもすごく相手には嫌だと思いますし、僕たちもエンジンがかかるゴールだった」と佐々木は自身の得点で勢いに乗ったことを認める。対する柏の井原正巳監督は、「ロングボールを狙ってくるというところも想定していた中で、一瞬のスキを突かれた失点」と早い時間帯での先制点献上を悔やんだ。

 この日、神戸の前線の主力を担うFW大迫勇也とFW武藤嘉紀はメンバー外に。佐々木は今季のリーグ戦で27試合中24試合に出場しているが、出場時間は1238分と限られており、柏戦に強い思いをもって臨んでいた。

「競争っていう意味では、僕らがここで結果を出さないと差がどんどん広がっていくと思うので。この試合に僕自身懸けてましたし、結果を残せてよかったと思います」

 神戸は3年連続での天皇杯8強入りとなった。「同じ失敗を2年連続繰り返しているので、なんとしてでもベスト4に勝ち上がりたい」と佐々木。優勝した2019年以来となる4強入りを目指して、9月18日の準々決勝では鹿島と激突する。

(取材・文 奥山典幸)
●第104回天皇杯特集

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