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「負けたらチャンスもらえないぐらいの気持ち」で3か月ぶりピッチへ…無失点で勝利に貢献した神戸GK新井章太

ゲキサカ / 2024年8月22日 8時15分

神戸は公式戦で6試合ぶりに無失点で90分を終えた

[8.21 天皇杯4回戦 柏 0-1 神戸 三協F柏]

 直近のリーグ5試合で10失点と、失点がかさんでいたヴィッセル神戸。7月10日の天皇杯以来、公式戦6試合ぶりの無失点に大きく貢献したのは、GK新井章太だった。

 新井にとって出場は5月22日のルヴァン杯・富山戦以来、3か月ぶり。それでも、35歳のベテランGKは「これで負けたら、もうチャンスもらえないぐらいの気持ち」でゴールマウスに入った。

 前半42分には、FW島村拓弥のスルーパスからDFジエゴに1対1をつくられるも、新井がシュートストップ。後半24分にも、DF川口尚紀のクロスからFW細谷真大が決定的なヘディングシュートを放ったが、好セーブでゴールを割らせなかった。

 1-0のまま迎えた後半42分には最大のピンチを迎える。GK新井までボールを戻したところで、新井がトラップしたボールをFWフロートに奪われてしまう。それでも「意外と冷静だった」という新井は懸命にシュートコースを消しにいくと、フロートの無人のゴールへのシュートは枠を外した。「何本止めてもミスから失点したらチームの指揮が下がるだけなんで。本当に失点しなくてよかった」と新井は自嘲する。

 吉田孝行監督は「(新井が)飲水の時に足をつっているのは見てたんですけど、本人に確認したところ大丈夫っていうことだったので、そこの交代を使わずに」と判断。「結果的には笑い話になってよかったと思います。勝てたので」と指揮官は表情を緩ませた。

 今季千葉から加入した新井。正GKは日本代表の前川黛也が務めているため、出場機会は限られている。「GKに関してはいつも黛也が出てるんですけど、章太もいい準備してくれてましたし、今日は出てないですけど、オビ(・パウエル・オビンナ)もいい準備してくれてますし、(高山)汐生も残って練習を頑張ってくれてました」。指揮官は、所属するGK4選手の名前を挙げて、チーム一丸となって戦っていることを強調する。カップ戦での出番にまわっているなかで決勝点の起点になったDF岩波拓也の活躍にもふれ、「出た選手がしっかり結果を残していくっていうのは、2人(新井と岩波)の今日の活躍見てもチーム全体と言えることかなと思います」と称えた。

(取材・文 奥山典幸)
●第104回天皇杯特集

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