移籍後半年、出場機会のばす神戸MF鍬先祐弥「積み上げてきたものは今しっかりピッチで出ている」
ゲキサカ / 2024年8月22日 12時0分
[8.21 天皇杯4回戦 柏 0-1 神戸 三協F柏]
「手応えは感じてますし、半年間うまくいかないことも多かったですけど、その分積み上げてきたものは今しっかりピッチで出ているんじゃないかなと思います」
ヴィッセル神戸加入1年目、MF鍬先祐弥はフル出場した天皇杯・柏戦後に力強く語った。
早稲田大学を経て、長崎で3シーズンにわたってプレー。2024シーズンより神戸に完全移籍を果たした鍬先。移籍後初先発は、4月17日のルヴァンカップ・今治戦だった。5月6日の新潟戦でJ1デビューも飾ったが、その後リーグ戦での出番は遠のき、次に出場機会を得たのは3か月後、8月7日の川崎F戦に途中出場した。続く横浜FM戦でも途中出場すると、G大阪戦では先発フル出場。天皇杯・柏戦は公式戦2試合連続での先発フル出場となった。
後半に入り、1点を追いかける柏が攻勢に出る。ベンチスタートだったMFマテウス・サヴィオとFW細谷真大の2枚看板を投入。さらに、途中出場のFWフロートも柏に勢いをもたらしていた。1-0で逃げ切りをはかりたい神戸は、残り9分から5バックに移行した。
「試合前になんとなく(CB)3枚っていうのは自分の中にはあったけど、選手にも全く伝えてないし、そこまで自分としてもそうしようっていうことは思っていなかった」と吉田孝行監督が会見で指摘したスクランブル采配だった。
5バックへのシフトにともない、鍬先は右のWBへ。同サイドでは、リーグ屈指のコンビである柏のサヴィオとDFジエゴと対峙した。「きつかったですけど(笑)。自分たちのサイドにサヴィオ選手だったり、ジエゴ選手、特徴のある選手がいて、そこにいい形でボールが渡らないようにだけ意識していました」。チームは公式戦6試合ぶりの無失点を達成した。
東福岡高校時代は、2年時にインターハイと選手権の2冠に貢献。世代屈指のアンカーとして名を馳せていた。4日前のG大阪戦ではアンカーとして出場していたが、柏戦では「どちらかというと僕がインサイトハーフみたいな感じで。自分の中では(扇原貴宏との)ダブルボランチ気味なイメージでプレー」していたという。「インサイドハーフは久しぶりだったので。いつもとは違う景色でしたけど、アンカーのときより自由に動きやすいし、攻撃にも参加できるので、そんなに問題なかったです」。26歳のMFは、自信をのぞかせた。
(取材・文 奥山典幸)
●第104回天皇杯特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
浦和 原口元気 11年ぶりにエースナンバー背負い「当時は憧れ」「今回は責任」
スポニチアネックス / 2025年1月9日 13時39分
-
「強い覚悟を持って来ました」浦和MF小泉佳穂が柏に完全移籍加入
ゲキサカ / 2025年1月3日 12時22分
-
浦和がベストイレブン初受賞の柏MFマテウス・サヴィオを獲得!「大きな喜びを追い求めていきましょう」
ゲキサカ / 2025年1月3日 10時42分
-
新潟が柏MF落合陸を完全移籍で獲得「皆様に認めていただけるように精進してまいります」
ゲキサカ / 2024年12月26日 14時10分
-
「じゅうぞうと呼んでください!」神戸の20歳MF浦十藏が育成型期限付き移籍で富山へ
ゲキサカ / 2024年12月24日 11時39分
ランキング
-
1大谷翔平が「韓国語であいさつしてくださって…」ドジャース加入キム・ヘソン「応援の言葉をもらった」
スポニチアネックス / 2025年1月15日 8時50分
-
2「太田と若林がケンカしてます!」 箱根駅伝の11日前、青学大の食堂で2人が譲れなかった男性の存在【前編】
THE ANSWER / 2025年1月15日 6時43分
-
337歳急逝の元MLB左腕、死因は“薬物中毒”か 衝撃の報告書「口に白い物質」「吸引器具」
Full-Count / 2025年1月15日 10時14分
-
4佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月14日 11時12分
-
5下半身醜聞の西武・源田壮亮 異例「不倫謝罪会見」のウラ…背に腹を変えられぬ球団事情
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月14日 11時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください