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チームリーダー、攻撃の中心として静岡ユースを牽引。MF川合徳孟(磐田U-18)はアルゼンチン戦で「手応えはあった」

ゲキサカ / 2024年8月23日 6時12分

静岡ユース(静岡県選抜)を牽引したMF川合徳孟(磐田U-18)

[8.22 SBS杯 静岡ユース 0-1 U-18アルゼンチン代表 草薙陸]

「すごい楽しみにしていました」というU-18アルゼンチン代表戦。静岡ユース(静岡県選抜)の10番MF川合徳孟(磐田U-18)はトップ下で先発すると、ボールを収め、積極的に前を向いてプレーなど攻撃の中心になった。

 磐田U-18では主にボランチだが、昇格を決めているトップチームではトップ下でプレーすることも。「そんな違和感とかはなく、自然にできていたと思います」と振り返る。1トップのFW山本将太(磐田U-18)を距離感良くサポートしながらボールを受け、攻撃にリズム。正確なプレースキックも見せた。

 試合は開始58秒で雷による中断。再開まで約2時間を要した。川合は「チームメイトともうずっとそわそわして。緊張感はやっぱ切らせないので、ずっといつでも試合に入れるように準備していました」という。

 その間、チームリーダーの川合は「焦らず、自分たちのサッカーやれば勝てるっていうのはみんなに声がけしてましたし、多分みんなも分かっていたし、そういうところはチームとして集中力切らさないのもそうですし、自分が声かけして、チームでできたかなと思います」。貴重な機会と捉えていたアルゼンチン戦。試合は再び雷によって後半5分に中断、そのまま試合終了となったが、「自分のプレーは出せたかなっていうのはあったんで、すごい手応えはあったかなと思います」と充実の表情を見せていた。

 川合は静岡屈指の名手で、U-15日本代表候補とU-16日本代表、U-17日本代表歴の持ち主。昨年のU-17ワールドカップ出場を目指していたが、あと一歩でメンバーに食い込むことができなかった。

「悔しかったですけど、逆に今の自分を見つめ直す機会になって。自分の課題だったり、そういうのを自分でしっかり1から考え直してプレーするっていうのはできたんで、凄いいい期間にはなったかなと思います」と前向きに捉えている。

 この日は球際の強度、セカンドボールの回収を重視。前半はプレスバックして奪い返しに繋げるなど、課題としていたことが「成長できてるなっていうのは自分の中で感じます」。次は23日のU-18日本代表戦。「代表戦も変わらず、自分のプレーをしっかり出せるようにチーム一丸となって頑張りたい」。実力を示し、自身の代表入りに結びつける。

(取材・文 吉田太郎)

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