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雷で予定よりも1時間22分遅れで開始、30分ハーフのU-18日韓戦は0-0ドロー

ゲキサカ / 2024年8月23日 16時30分

 前半8分、日本は南の右CKのこぼれから嶋本が左足シュート。10分には土屋が力強いヘッドで相手GKのキックを跳ね返し、その後のセカンドボールで山本が相手選手と接触しながらも味方に繋ぐ。ここから速攻。嶋本のパスを受けたワッドが、ドリブルからグラウンダーの右足シュートを打ち込んだ。

 さらに16分には、嶋本とのコンビから左SB布施が攻め上がり、左足を振り抜く。韓国もボールを保持した際は攻め急がずに丁寧なパスワーク。そこからサイドの突破力を活かした攻撃や連動した仕掛けでゴール前へ侵入してきた。だが、日本は土屋が1対1を止め切るなど前半は被シュートゼロ。そして、攻撃でもチャンスを作り出した。
韓国も身体を張ったプレー
 24分、大川の左足フィードをワッドが収め、大谷が左サイドへ飛び出す。ここから布施が粘って繋ぎ、嶋本が右足クロス。ニアの神代が放ったヘッドがゴール左隅を突いたが、韓国GKユン・ギウク(FCソウルU-18)の好セーブに阻まれた。日本はその後も大川のサイドチェンジから右の南、斉藤と繋いでクロスへ持ち込み、30+1分には大谷のヒールパスを受けた嶋本が右足シュートを放った。
初招集のMF南創太(日章学園高)が崩しに係わるFWワッド・モハメッド・サディキ(柏U-18)は最前線で奮闘
 だが、決め切れずに0-0で前半終了。ハーフタイムには山本を左SB柴田翔太郎(川崎F U-18)に代え、布施をボランチへ上げた。雨がより強くなった後半、日本はピッチコンディションに苦戦し、相手に押し込まれる時間帯が増加。序盤にMFキム・ソンジュ(水原三星U-18)にドリブルシュートを放たれたが、これはGK内山が落ち着いて対応する。

 その後も3人替えした韓国にドリブルやロングスローなどでゴール前のシーンを作られた。だが、日本はGK内山や大川、土屋が粘り強く対応。布施の奪い返しなどから攻撃に持ち込む。16分には南、大谷に代えてDF池間叶(名古屋U-18)とFW安野匠(帝京長岡高)を投入。斉藤、土屋、大川の3バックに右WB柴田、左WB池間、ダブルボランチに布施と嶋本、前線に安野、ワッド、神代を並べる3-4-3システムへ変えて1点と勝ち点3を目指した。

 だが、クロスの精度を欠くなど、勝負どころで攻め切る回数を増やせない。後半30+2分には神代がセカンドボールの攻防でFKを獲得。柴田のキックに神代が飛び込んだが、DFにクリアされた。このまま0-0で試合終了。選手たちは勝ち切れなかったことを悔しがっていた。
後半アディショナルタイム、FKにFW神代慶人(熊本、右端)が飛び込むが、韓国DFがクリア0-0で引き分け。U-18日本代表の選手たちは悔しがっていた
 船越監督が兼任するU-19日本代表は、今年9月にAFC U-20アジアカップ2025予選に出場。指揮官は今回、SBSカップ招集メンバーに「まずこのSBSカップで優勝する、タイトルを取るということと、あとはU-19への『個人昇格』という2本柱を彼らには提示しました」と明かす。

 昨年のU-17ワールドカップメンバー、初招集組を含めて1歳年上のチームへ「個人昇格」する可能性があることは確かだ。ただし、土屋が「この大会で優勝するっていうのはもう個人としても、チームとしても目標であるので、やっぱりこの大会でまず結果を残したいと思います」と語ったように、目の前の戦いで優勝することが最優先。それぞれがU-19日本代表で戦える武器や基準を持っていることを示し、優勝してチャンスを掴む。

(取材・文 吉田太郎)

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