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U-18日本代表デビュー戦で存在感のある動き。MF嶋本悠大(大津高)は結果、引き出しの多さで「誰よりも」アピール狙う

ゲキサカ / 2024年8月23日 14時33分

U-18日本代表MF嶋本悠大(大津高)がドリブルで攻め上がる

[8.22 SBS杯 U-18日本代表0-0 U-18韓国代表 草薙陸]

 Jクラブも注目するMFが、待望の年代別日本代表デビュー。雷によって1時間22分遅れでスタート、30分ハーフというイレギュラーな初陣となったものの、U-18日本代表MF嶋本悠大(大津高)が存在感のある動きを見せた。

 大津では主にボランチを務める嶋本だが、この日は左サイドで先発。「自分はやっぱり張るっていうよりかは、内でプレーするのが特長だと思うんで、そこら辺はしっかり頭使って、相手を見てポジショニングするっていうのは始まる前から意識していました」と振り返る。

 タッチライン際に張り続けてプレーするのではなく、一つ内側のレーンに入ったり、外側に開いたりしながらボールを要求。前半10分に中央で、同15分には左サイドで速攻に係わると、24分には左サイドからのピンポイントクロスをFW神代慶人(熊本)の頭に通し、決定機を演出した。キープ力や精度、連動性を発揮していたMFは、後半途中からは得意とするボランチへ。守備の貢献や攻撃にリズムを生むことを意識し、それを表現していた。

 ただし、嶋本は自身にあったチャンスを決められなかったことを悔しがる。前半30+1分にはMF大谷湊斗(昌平高)とのパス交換でマークを外し、右足シュート。だが、これが枠右へそれると、後半8分に自らのインターセプトから右足を振り抜くも、前方の味方選手に当ててしまう。

「ドローってなってみると、やっぱりそういうところで決め切らないといけないのが、代表なんだなって改めて感じました」。本人に満足感はなかったが、今後への期待が高まるような60分間。U-18日本代表の船越優蔵監督は個人名や具体的な評価こそ控えたものの、「初キャップの選手ですごくいい発見がありました」と初招集組の選手たちからも今後の可能性を感じたことを認めていた。

 嶋本は九州の名門・大津高(熊本)で昨年からレギュラー。今年はじめにはU-17日本高校選抜に選ばれ、中心選手としてプレーした。また、今年は大津の10番を背負い、プレミアリーグWEST前期で7得点をマークするなどチームの首位に大きく貢献。複数のJクラブに練習参加するなど、その進路も大きな注目を集めている。

 なかなか年代別日本代表入りのチャンスを掴めなかったが、「自分の中でもこの高校生活の3年目っていうのは1番大きい成長っていうか、自分の中でできる引き出しというのがとても増えた中でのタイミングだった」という今夏に待望の初招集。ドリブル、パス、シュートでも違いを生み出すことができるMFは、「次にある海外遠征を自分個人としては目指してるんで、このSBSでしっかりアピールするのは誰よりも目指したいです」。残り2試合で自身の引き出しの多さを示すとともに、結果も残して代表チームに欠かせない存在になる。

(取材・文 吉田太郎)

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