初めての年代別代表で体感した確たる基準と責任。DF池間叶(名古屋U-18)は「日本の左の翼」を目指してより高いステージ奪取を狙う!
ゲキサカ / 2024年8月24日 12時40分
[8.23 SBS杯 静岡ユース 0-0(PK3-5) U-18日本代表 愛鷹]
最初に選ばれたことを聞いた時は意外だったけれど、もうそんなことは言っていられない。レベルの高い環境に飛び込んだからこそ、わかったものがある。足りないことに気付いたからこそ、燃え上がってきたものがある。もっと上へ。もっと先へ。1つでもできることを増やして、とにかく成長し続けるしかない。
「この代表活動を経て、『もっと意識を変えないといけないな』ということは多く感じられたので、1回選ばれただけでは物足りないですね。この良いピッチで、このチームでプレーするからには、責任というものも出てくると思うので、もっとベースの部分を上げられるようにしていきます」。
初めて年代別代表に招集された、アグレッシブな左の翼。DF池間叶(名古屋グランパスU-18、3年)は愛鷹の40分間で突き付けられた悔しさを糧に、より自らの存在感を強く打ち出すための準備を、丁寧に整えていく。
「正直、もうちょっと出たかったですね。でも、自分のプレーを振り返った時に、何か他の選手との違いを出せたかと言うと、それは出せなかったので、受け止めるしかないです」。
終わったばかりの試合の自己評価を、池間はそう下す。初招集となったU-18日本代表の左サイドバックとしてスタメン出場した、「2024 SBSカップ国際ユースサッカー」2日目の静岡ユース(静岡県選抜)戦。序盤から相手の攻撃に押し込まれる時間が続く中で、なかなか特徴を出し切るまでには至らない。
「押される時間が多かった中でも、守備では集中できたんですけど、奪った後のロングボールや足元に付けるボールはもうちょっと正確に蹴れたなと思いますし、ワンツーで入ったりとか、高い位置でクロスを上げて、得点にも絡みたかったですし、もう少しビルドアップでも落ち着いてプレーできたら良かったかなと思います」。
所属クラブの名古屋グランパスU-18では、昨シーズンこそ4バックの左サイドバックを任されていたものの、今季からチームが3-4-3のシステムを採用しているため、普段務めているのは左のウイングバック。「久しぶりにサイドバックをやらせてもらって、ボールの持ち方も去年やっていた時の方が良かったなと感じているので、もっと工夫してボールをもらったり、味方にパスを付ける時の質だったり、1個1個の基礎のところをもう1回上げていかないとなと思いました」。少しずつ感覚は取り戻しつつあるが、普段とは違う環境ということも相まって、まだまだ向上の余地を感じている。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
今季トップチーム初スタメンの左SBが3得点に絡むハイパフォーマンス!流通経済大柏DF渡邊和之が全国の舞台で証明した努力の価値
ゲキサカ / 2025年1月4日 21時31分
-
ユース取材ライター陣が推薦する選手権11傑vol.3
ゲキサカ / 2024年12月28日 8時35分
-
国スポ、名門校との戦いが自信に。東海大高輪台の2年生DF安田礼は“東京都でNo.1取れるCB”“最強のヘディンガー”へ
ゲキサカ / 2024年12月25日 23時30分
-
『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』:2つの覚悟(筑波大・加藤玄)
ゲキサカ / 2024年12月24日 12時15分
-
徳田誉はU-19日本代表候補合宿で得点アピール、U-17W杯の悔しさ忘れず「世界大会の借りは世界大会でしか返せない」
ゲキサカ / 2024年12月20日 22時15分
ランキング
-
1「ホンマに40歳?」 玉鷲が無傷の4連勝 強烈突き押しで全勝対決に快勝しX喝采「鳥肌立った」
THE ANSWER / 2025年1月15日 16時47分
-
2大谷翔平は3位 MLBが2020年代の盗塁数ランキングを発表 1位は23年MVP・シーズン70盗塁男
日テレNEWS NNN / 2025年1月15日 16時0分
-
3イチロー氏の“107”に不安要素 殿堂入り確実も…米名物記者が指摘「単打を量産」
Full-Count / 2025年1月15日 14時40分
-
4大谷翔平が「韓国語であいさつしてくださって…」ドジャース加入キム・ヘソン「応援の言葉をもらった」
スポニチアネックス / 2025年1月15日 8時50分
-
5琴桜 3連敗で横綱昇進絶望的「切り替えていくだけです」八角理事長は奮起促す「立て直すには…」
スポニチアネックス / 2025年1月15日 20時24分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください