清水が3連勝でJ2首位堅持! 鹿児島GK泉森涼太の堅守に苦戦も88分にFWアジズ・ヤクブがPK決勝弾

[8.24 J2第28節 鹿児島 0-1 清水 白波スタ]

　J2リーグは24日、各地で第28節を開催した。1位清水エスパルスは敵地で19位鹿児島ユナイテッドFCと対戦し、1-0で勝利した。

　鹿児島はJ3降格圏内からの脱出に向けて7試合ぶりの白星を目指す。清水は首位を死守するため3連勝を狙った。試合は立ち上がりからアウェーチームがボールを握り攻勢に転じた。

　清水は前半8分、左サイドで攻撃を組み立てると、MF乾貴士とMFカルリーニョス・ジュニオのパス交換で相手を崩す。乾がそのままドリブルで持ち込み、ペナルティエリア内でMFルーカス・ブラガに託したが、シュートはGK泉森涼太に抑えられた。

　さらに清水は前半27分、右サイドでコーナーキックを得ると、DF山原怜音が右足で鋭いボールを入れる。MF中村亮太朗がヘディングで合わせたが、ここは泉森のセーブに遭った。

　試合はスコアレスのまま前半を折り返すと、後半は鹿児島が清水をゼロに抑えながら盛り返す。同22分には、敵陣ハーフウェーライン付近でルーズボールを回収したFW有田稜が中央を突破してシュートまで持ち込むも、GK権田修一に阻まれた。

　清水は後半34分、MF西原源樹が左サイドから持ち込んで強烈なシュートを放つも、泉森が右に飛んで弾き出す。それでも同43分、DF住吉ジェラニレショーンがペナルティエリア内で倒されて獲得したPKをFWアブドゥル・アジズ・ヤクブがゴール左下に沈めて先制点を挙げた。

　その後は、追加点を狙う清水と同点ゴールを目指す鹿児島が激しい攻防を繰り広げた。試合は1-0のままタイムアップ。清水が3連勝を飾り、首位の座を守っている。
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