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横浜FMロペスが元同僚FWに並ぶJ1首位17点目!! “バースデー弾”横取られた?喜田拓也「彼が点を決めてくれればそれでいい(笑)」

ゲキサカ / 2024年8月24日 23時5分

自身のゴールをアピールするFWアンデルソン・ロペス(写真左)と笑顔で追うMF喜田拓也(同右)

[8.24 J1第28節 横浜FM 4-0 C大阪]

 横浜F・マリノスのFWアンデルソン・ロペスは後半4分、今季5/5と圧倒的な成功率を誇るPKで先制点を挙げると、同38分にはMF喜田拓也のミドルシュートを左足でかすかに軌道を変え、2点目を記録。直近5戦5発のハイペースで今季通算得点数を17とし、対戦相手のFWレオ・セアラ(C大阪)と並んで得点ランキング首位に立った。

 得点王争いの行方を左右する2ゴール目は、Jリーグの公式SNSなどで一度は喜田のゴールと投稿された記録員泣かせの一発。だが、ロペスはゴールが決まった直後から自らを指差してアピールしており、自身の得点には確信があった。またゴールが“横取り”される形となった喜田ともその後、円満にコミュニケーションを取っていたようだ。

 試合後、報道陣の取材に応じたロペスは喜田のシュートについて「本当にゴールでしたか?入ってましたか?(笑)」と満面の笑みで回顧。その上で「本能的に足が出てしまったけど、すぐにキー坊(喜田)が『アシストついたしありがとう』と言ってきました」と明かした。

 一方の喜田も「ロペスもよく決めてくれた」と太鼓判。自身は前日23日が30歳の誕生日とあり、祝砲を逃す形となったが、「枠に入っていたとは思うけど、ゴールカバーもいたので、GK、DF含めあそこでロペスが触ったことで意表を突かれた部分もあった。彼が点を決めてくれればそれでいいと思う。そのための働きができればいいといつも思っているので、チームのためになればなんでもいい」と温和な笑みを浮かべつつ話した。

 結果的にはこのゴールにより、A・ロペスが得点ランキング首位タイに浮上。この日、ノーゴールに終わったレオ・セアラに並び立つ形となった。とはいえレオ・セアラは2021〜22年に横浜FMでプレーしており、A・ロペスとも22年に共に在籍した元チームメートという間柄。ライバル意識はないようだ。

 A・ロペスは「現時点で得点王争いに参加できているのは選手として幸せだし、レオ・セアラ選手も相手選手である前に友人。友人と一緒に得点王争いができているのは僕にとっても嬉しいし、レオにとっても嬉しいこと。これからもお互いチームのために貢献していきたい」と殊勝に話した。

(取材・文 竹内達也)
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