J2降格圏同士の“直接対決”は札幌に軍配! 磐田を破って今季初連勝

[8.25 J1第28節 磐田 0-2 札幌 ヤマハ]

　J1リーグは25日、各地で第28節を開催した。最下位北海道コンサドーレ札幌は敵地で18位ジュビロ磐田と対戦し、2-0で勝利した。

　J2降格圏内に沈む両チームの一戦。磐田は2試合ぶりの勝利を、札幌は今季初の連勝を狙った。

　試合は立ち上がりから一進一退の攻防となった。磐田は前半1分、DF松原后がペナルティエリア手前でボールを回収すると、カットインから右足でシュート。しかし、ここは相手のブロックに遭った。

　すると先にスコアを動かしたのはアウェーチーム。札幌は前半9分、右サイドで攻撃を組み立てると、MF駒井善成のスルーパスにMF近藤友喜が抜け出す。ペナルティエリア内に侵入し、右足のつま先で放ったシュートはゴール左のポストを叩いたが、跳ね返りを詰めて先制に成功した。

　1点を追う磐田は前半44分、右サイドから攻撃を仕掛けると、DF植村洋斗がゴール前に転がしたボールにFWジャーメイン良が飛び込む。相手の前に入ってスライディングで狙ったが、シュートは左に逸れていった。

　試合は札幌の1点リードのまま前半を折り返すと、後半は激しい攻防となった。同点ゴールを狙う磐田はジャーメイン、FWマテウス・ペイショットをターゲットにボールを前進。札幌はFW鈴木武蔵、FWアマドゥ・バカヨコを目がけて攻撃を組み立てた。

　すると、試合終了間際に次のゴールが生まれた。札幌は後半44分、右サイドからのクロスが流れたところをMF青木亮太がゲット。押し込むように決めてリードを広げた。

　札幌は2-0で逃げ切り、2連勝。磐田は2連敗となった。
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