パリ五輪代表の19歳CB、川崎F高井幸大がA代表初招集!! 森保監督も期待のポテンシャル「まだ完成された選手ではない」

DF高井幸大(川崎F)がA代表初招集

　日本代表の森保一監督が29日、北中米ワールドカップアジア最終予選に臨むメンバー27人を発表し、川崎フロンターレ所属のDF高井幸大が初招集となった。パリ五輪で大きく評価を高めた19歳が、DF冨安健洋(アーセナル)、伊藤洋輝(バイエルン)ら主力不在の最終ラインでチャンスを掴んだ。

　2004年生まれの高井は川崎Fの育成組織出身。192cm・90kgの恵まれたフィジカルと川崎F仕込みのビルドアップ能力を武器に高校2年時の22年にプロ契約をかわし、同年にAFCチャンピオンズリーグでプロデビューを果たすと、昨季途中からCBの一角で主力に定着した。

　日本代表では昨年5月のU-20W杯、今年5月のAFC U23アジア杯で大舞台を経験。今夏の東京五輪では最年少の立場ながら、ターンオーバーで臨んだグループリーグ第3戦を除く3試合に出場し、攻守に高いパフォーマンスを発揮していた。

　かつては守備対応のムラが課題に挙げられていたが、数々の大舞台を通じて徐々に克服。勢いに乗った状態でのA代表初招集となった。

　森保監督は29日の記者会見で「国際試合の中で非常に高いポテンシャルとクオリティーのあるプレーを見せてもらった。まだ完成された選手ではないと思う。これから日本代表の戦力として、活動を通して、経験を積んでもらいながらより良い選手に成長してもらい、日本代表の戦力としても成長してもらえれば」と期待を込めた。

(取材・文　竹内達也)
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