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森保J電撃選出で注目もハーフタイム交代…町田DF望月ヘンリー海輝は黒田監督の“課題”受け止めW杯最終予選へ「やるしかないという気持ちでいっぱい」

ゲキサカ / 2024年9月1日 6時10分

FC町田ゼルビアDF望月ヘンリー海輝

[8.31 J1第29節 町田 2-2 浦和 国立]

 サプライズでの日本代表入りを受け、大きな注目が集まる一戦となったが、FC町田ゼルビアDF望月ヘンリー海輝は前半45分間限りで途中交代となった。0-1のビハインドで前半を終えた中、4-4-2から3-5-2へのシステム変更に踏み切ったことによる起用。試合後、交代を決めた黒田剛監督は望月の課題に言及した。

「そこまでまだ経験のある選手ではないし、素材、将来性に期待していろんな使い方をしているが、まだこういった重圧のかかるゲームにはなかなか平常心でプレーできないメンタルの弱さもある。今日は日本代表に選ばれたという重い荷物を背負わされた状況で入ったので、余計にプレッシャーを感じながらで、(普段以上に)いいプレーをしようと思っていたわけではないでしょうが、そこを受け止めて自分のパフォーマンスに変えるというのは難しかったのかなと」

 たしかに試合の入りは悪く、相手のロングボールを後ろに流した際にゴールラインを割り、CKを与えてしまうプレーも。次第に立て直しに成功し、前半20分にはDF中山雄太のロングフィードを高い位置で受け、FW藤尾翔太のシュートにつながる鋭いクロスを上げる場面もあったが、指揮官の求める水準には満たなかったようだ。

 黒田監督からの言葉を伝え聞いた望月も「入りがあまり良くなかったけど、時間が経つにつれてクロスのチャンスもあって、良くはなかったけどめちゃくちゃ悪かったわけでもなかった」と振り返りながらも、「自分としては今日の試合に100%集中していったつもりだったけど、外から見たら自分の立ち振る舞いがそうではなかったのかなと思う。改善していかないといけない」とその評価を素直に受け止めていた。

 ほろ苦い一戦を経て、望月は9月2日にスタートする北中米W杯最終予選の日本代表活動に臨む。

 現在の心境は「言われた時は驚きはあったけど、今はやるしかないという気持ちでいっぱい」と望月。町田がJ2時代にプロ入りを決め、J1でプロ1年目を迎えたことは幸運だったが、そのチャンスを見事に活かしてA代表入りを掴んだ22歳は「今の僕があるのは間違いなくこのFC町田ゼルビアにいるからこそ」とクラブへの感謝も胸に活動へと臨もうとしている。

 日本代表で目標とする存在は2014年、18年、22年のW杯3大会に出場したDF酒井宏樹(オークランドFC)だ。「僕のスタイルに近い。高さもあって、フィジカル的にも優れていて、対人能力も高いということで憧れていた」。そう理想像を掲げた望月は「FC町田ゼルビアでプレーして、この成績があってこそ呼ばれたと思う。守備、フィジカル、スピード、高さを求められていると思うのでそこを活かしていければ」と意気込んだ。

 また三菱養和SCユースの先輩であるFW中村敬斗との再会も楽しみな要素だ。

 中村を擁するスタッド・ランスとは7月下旬に親善試合を行い、2人はマッチアップも経験。またそれからわずか1か月後、ついにA代表での再会が実現する。望月は「正直早かったなという印象があるけど、行きたくても行ける場所ではないのは間違いない。選んでもらった感謝を持ちつつ、敬斗くんと一緒にプレーできる喜びも感じつつ、さらに成長していけたら」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)
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