A代表初ゴール以降12戦12発…森保Jエース上田綺世はW杯最終予選も平常心「相手どうこうより自分たち」
ゲキサカ / 2024年9月2日 20時44分
戦う舞台がW杯最終予選に変わっても、試合に挑む姿勢は変わらない。日本代表FW上田綺世(フェイエノールト)が合宿初日の2日、報道陣の取材に応じ、5日の中国戦に向けて「自分のチームでもそうだし、みんな良いコンディションで来ているのでそれを出すだけ」と冷静に意気込みを口にした。
第2次森保ジャパンの得点源を担う上田は、A代表初ゴールを記録した昨年6月からの約1年間で12試合12ゴールを記録。所属先のフェイエノールトではメキシコ代表FWサンティエゴ・ヒメネスが君臨していることもあり、今季も出場機会が限られているが、日本代表では引き続きエースとしての活躍が期待されている。
特にアジア相手には絶大の強さを誇っており、W杯2次予選で4試合6ゴール、アジア杯で5試合3ゴールを記録。W杯最終予選となれば相手のレベルも上がるが、まずは自信を持って挑むことができそうだ。
毎回9月に組まれる最終予選初戦は欧州組のコンディション調整の難しさから、過去2大会で落としている“鬼門”。それでも上田は「温度差とか湿度とかそういうところのほうが難しい」と気候の違いに目を向けつつ、過去の結果に囚われるつもりはない。
「相手はそんなに関係ないと思っている。負けた2大会も決して負ける相手じゃないと誰もが思っていたと思うし、実際にピッチに立ったら相手どうこう以上に難しいものもある。結局は僕らがどのくらいのパフォーマンスをできるか。相手どうこうより自分たちが準備することが大事だと思う」(上田)
結果を出している以上は相手の厳しい対策も見込まれるが、上田は「最終予選だろうがどこだろうが、フェイエノールトでも常にそうだし、プロでもプロじゃなくてもそうだと思うし、どの試合もFWが決めれば勝てると思う。対策されるのも最終予選に限ったことではない」と断言。「普段と同じ状態を作れるように、より早くいい準備をすることが大事。大会とか相手うんぬんよりも自分たちのメンテナンスをしっかりすることが一番大事」と自らと向き合い、冷静に調整を進めていく構えだ。
(取材・文 竹内達也)
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