“救世主”伊東純也と争った前回最終予選に堂安律「当時はイライラしていたけど…」「甘かったな、若かったなと」
ゲキサカ / 2024年9月3日 22時26分
日本代表の顔である「背番号10」として臨む初めてのワールドカップ最終予選。MF堂安律(フライブルク)にとっては、前回大会の最終予選から生まれ変わった姿を印象づける格好の機会となる。
カタールW杯最終予選での堂安は、痛恨の敗戦を喫した初戦オマーン戦の27分間、2-0でリードした状態で終盤からピッチに立った第7戦中国戦の5分間のみの出場。その間、右ウイングではMF伊東純也が圧倒的な実績を残し、そのまま森保ジャパンの攻撃の柱として序列を大きく上げる形となっていた。
堂安は今回の最終予選に向け、欧州からの移動中の機内で当時のことを思い返していたという。
「飛行機の中から自分の中で前回の最終予選を振り返りながら、自分自身のアプローチのところで甘かったな、若かったなと思うことがたくさんある。技術は間違いなく日本が勝っていると思うので、そこじゃなく、試合前の入り方の準備とかでしっかり抜け目なくやっていく必要がある」
そうチームの引き締めにも意欲を見せた堂安は伊東とのポジション争いを「単純に実力が足りなかった。得点やアシストもなかったし、代わりに純也くんが出て、間違いなく救世主の働きをしていた。いま思えば理解はできる」と回顧。「あの当時はイライラしていましたけども……(笑)」と報道陣を笑わせつつも、「客観的に自分に足りなかったものはW杯前には気付いていたし、そこに向き合いながら準備ができていた」とW杯での2ゴールを挙げる飛躍に至ったシナリオを振り返った。
これからは最終予選以降の実績も引っさげ、より冷静にポジション争いに挑む構えだ。今回の活動では伊東がアジア杯以来の復帰を果たしたが、堂安は「プレースタイルが違うので自分たちがやらないといけないプレーも違うと思うけど、自分自身チームでいろんな幅を広げて、使い勝手のいい選手になれていると思う。そこは自信もあるのでしっかりアピールしていきたい」と静かに闘志を燃やした。
また自身の序列よりも強調したのは、勝利へのこだわりだ。「アジア杯で学んだこともたくさんある。もちろん圧勝できれば最高だけど1-0でもいい。しっかり勝ち点3にこだわってやりたい」。自身がピッチに立ったアジア杯での8強敗退という屈辱を経て、より強く「チームを勝たせる選手」への道を歩もうとしている。
「日本が圧倒的に優勝したいという思い、理想はある中、理想だけを求めたら相手に負けてしまう。泥臭くても1-0で勝ち切るとか、綺麗なサッカーで点を取れなくても相手が前から来るならロングボールでもいいと思うし、自分たちがやりたいことだけが全てできるわけではない」
W杯につながる最終予選で貫くのは、揺るがぬ勝利への姿勢。「今まではフレンドリーマッチとかでテストしたりもできたけど、そういうことを言っていられる状況ではない。最初の2戦取れたらでかいと思うし、勝ちにこだわって頑張りたい」。日本の10番として、その模範的な姿を示していく構えだ。
(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア最終予選特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「当時はイライラ」…堂安律にとって“悔しさ残る”W杯最終予選、勝利優先の姿勢で再び挑む 「勝ちにこだわりたい」
超ワールドサッカー / 2024年9月3日 23時25分
-
サッカー日本代表全27人が合流 復帰の伊東純也「またゴールでチームを助ける」初招集の望月は「すごいイイなと」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月3日 22時5分
-
MF堂安律「当時はイライラしましたけど…単純に実力が足りなかった」前回アジア最終予選からの成長示す
スポニチアネックス / 2024年9月3日 20時38分
-
チャーター便帰国の伊東純也・久保建英ら11選手が新たに合流!! 森保J、W杯最終予選初戦へ27人全員集合
ゲキサカ / 2024年9月3日 18時1分
-
三笘復帰の森保Jが16選手で始動!! 長谷部コーチは練習にも参加、“鬼門”のW杯最終予選初陣へ長友「僕自身も2回痛い思いをしている」
ゲキサカ / 2024年9月2日 19時6分
ランキング
-
1井上尚弥、異例の決着で4団体防衛! ドヘニーに異変→腰を痛めてよろよろ…7回TKOに会場騒然「えー!」
THE ANSWER / 2024年9月3日 20時58分
-
2「みんな忘れてない?」大谷翔平の異常さに驚愕 偉業の裏での“行動”が「化け物すぎる」
Full-Count / 2024年9月3日 18時2分
-
3八村塁のトレード先に新たな候補ホーネッツが浮上「近々オファーが来るかもしれない」
東スポWEB / 2024年9月3日 17時14分
-
411回にダウン判定も…武居が判定勝利で初防衛 「ダウン判定」トレンド入りで「微妙だった」などの声
スポニチアネックス / 2024年9月3日 20時22分
-
5【DeNA】東克樹が球団41年ぶりの快挙を達成 同一投手が2試合連続先発でいずれも勝利
スポーツ報知 / 2024年9月3日 20時42分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください