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憧れは“先輩”の日本代表MF。MF仙波隼太郎(愛媛U-15)は四国、U-15日本代表候補でも結果を残し続ける

ゲキサカ / 2024年9月4日 7時3分

U-15日本代表候補MF仙波隼太郎(愛媛FC U-15)が尚志高戦で抜け出しから決定的なシュート

 地方で奮闘するMFが、U-15日本代表候補合宿で持ち味を発揮した。MF仙波隼太郎(愛媛FC U-15)は3日午後の実戦で1ゴール。得意とするトップ下ではなく、ボランチとしての出場が増える中、前に係わる動きを意識して別のゲームでも決定機に絡んでいた。

 柔らかいボールタッチと、スペースを見つけて賢く周囲と係わりながらプレーする姿が印象的。だが、本人は「もっとできると思う」と首を振る。そして、「自分はどっちかって言うと、後ろよりは前でプレーしたい方なんで、もっと前のシュートとかを増やして、最後みたいに点取れるようにしたい」。守備面のタスクも全うした上で積極的にチャレンジし、ゴール、アシストを増やしていく考えだ。

 仙波は中学3年生ながら愛媛U-18でプリンスリーグ四国に出場し、ゴールも決めている注目株。今年7月にはU-15日本代表ウズベキスタン遠征メンバーに選ばれ、国際試合を経験した。

 日本とは異なるピッチ環境、四国では経験したことがないというサイズ感の対戦相手……「そういうのを経験できたのは凄く良かった」と振り返る。日常を変えてトレーニング、体作りも意識。同時に、目が届きにくい四国でプレーしているからこそ、こだわっていることがある。

「(どんな試合でも)自分を発揮するということは意識しています。代表の関係者の方とか見に来れない分、結果で示さないとこういうところに呼ばれないので。結果を出していきたい。まず自分でチームを勝たせられる存在になりたいし、勝たせられるようになったら、自然と代表も呼ばれるようになってくると思う」

 愛媛の先輩DF石原拍(愛媛FC U-18)とともに参加しているU-15日本代表候補合宿は残り1日。最終日はより攻守で活躍できること、結果を残す力があることを示す。

 仙波が目標とする選手は、日本代表MF鎌田大地(クリスタル・パレス)だ。山梨県出身の仙波は小学2年生から愛媛県で過ごし、中学進学以前はFCゼブラキッズでプレーしていた。鎌田はジュニア時代のクラブの先輩。その攻撃的なプレーを目指して成長し、自分も愛媛から代表チームを勝たせるような選手になる。
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(取材・文 吉田太郎)

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