[MOM975]慶應義塾大GK村上健(4年)_“中町慶應”を体現、正確無比な左足で「全国に知らしめる」
ゲキサカ / 2024年9月5日 3時48分
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.4 総理大臣杯1回戦 慶應大 3-2 同志社大 石巻フ]
「思う存分楽しみながら自分たちのサッカーをやり抜く」。慶應義塾大GK村上健(4年=國學院久我山高)は、その言葉を自身の左足で体現していくつもりだ。
慶應大の攻撃はゴールキーパーから始まる。村上がビルドアップに参加し、正確な左足のキックで配球。縦につけるボール、サイドに散らすボールなどを蹴り分けて、そこからアグレッシブな攻めに繋げていく。
今季より就任した中町公祐監督が作り上げる、この攻撃的なスタイル。GK陣には「出し手の一つというところ」を役割として要求しているとし、「彼(村上)だけに限らず、サブのキーパーも僕がやろうとしているサッカーを前向きにトライしてくれている」と信頼を寄せている。
「監督からは、自分のストロングをより引き出してもらえるよな要求を日々してもらっている」。國學院久我山高出身の村上は、もともと攻撃的なプレーを得意としていたというが、「もっと成長しなければいけない」と指揮官からのリクエストに対し、ポジティブに取り組んでいる。
同志社大との1回戦では、ビルドアップ以外にもスキルの高さを示した。「ゴールキーパーとして試合の流れを常に読むというのは、一番できないといけないことだと思っている。最後の砦として(シュートストップのところは)自信をもって毎試合臨んでいる」。鋭い反応でシュートを弾き出すと、セットプレーからの空中戦には果敢に飛び出した。チーム、味方の状況を判断し、うまく時間を使う落ち着きも見せた。
そんな村上をJクラブも評価。この夏には、サガン鳥栖の練習に参加し、J1の基準を体感した。「こういった(攻撃的な)戦術で自分の強みを活かしている部分を評価していただけたのは光栄なこと」。自身の足りない部分を見つめ直す機会にもなり、プロサッカー選手という夢への思いも強まったという。
その目標を近づけるためにも総理大臣杯はアピールの場だ。「自分たちのサッカーを存分に体現し、慶應の名を全国に知らしめたい」。それが結果として、村上の名を知らしめることに繋がるだろう。
(取材・文 成田敏彬)
●第48回総理大臣杯全日本大学トーナメント特集
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