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“試合勘”が鈍るとどうなる? 経験語る南野拓実「僕の場合はボールを受けたときに…」

ゲキサカ / 2024年9月5日 15時16分

FW南野拓実

 日本代表は5日に北中米ワールドカップアジア最終予選の初戦で中国代表と対戦する。海外組はシーズン開幕まもなくの代表ウィークとなるが、FW南野拓実(モナコ)は今季初ゴールを決めた開幕節も含めてリーグ戦全3試合で先発出場。実戦の感覚を研ぎ澄ませてきた。4日の前日練習を終えた南野は「シーズンで3試合以上こなしている。プレシーズンもしっかりやって、体的にはもう出来上がっている」と自信を見せた。

 日本代表で戦う選手たちにとって、自クラブでの出場機会は必要不可欠だ。連戦を経ることで感覚が研ぎ澄まされ、日本代表の戦いでも洗練されたプレーや味方との好連係を見せることができる。一方、出場機会がなくなると精彩を欠く選手も多い。所属クラブから移籍を検討する日本代表の選手たちは、代表戦を考慮したうえで、いかに新天地で出場機会を得られるかどうかも視野に入れている。当然、移籍先を決める際に重要な要素にもなっているようだ。

 実戦で得られるという特有の感覚“試合勘”について、南野もこれまで出場機会を失うことで鈍ったことがあるという。

「僕の場合はボールを受けたとき、後ろにどういう相手と味方がいるかというのを感じられているかどうか。なんとなく試合を重ねているときのほうがやっぱり冴えている。あとはゴール前のところとか、より感覚でプレーするところになってくるときに、やっぱり試合に出ているときのほうがスムーズに体は動く」

 クラブの事情で試合に出られなくなることは多々ある。南野自身は今回“試合勘”に自信をのぞかせるが、出場機会を得られていない選手の心配もさほどしていないようだ。

「もちろん試合勘は試合に出ているほうがいい。それはたぶんみんなそうだと思う。コンディションの部分はプロだから、代表に選ばれている以上はそれぞれの調整で合わせてきていると思う。試合に出られない選手も、世界のトップレベルでやっている選手だから、練習でしっかりやっていると思うし、僕も当時そういう経験もあったが、特別なことは特にしていない。コンディションと試合勘は試合を観てイメージするしかない」

 試合勘を研ぎ澄ませてきた南野は「モナコでの勢いをチームに還元したい」と闘志を燃やす。そのうえで「とはいえ代表とチームは別で、アジアの大会は難しさも変わってくる。いったんそういうことは考えすぎず、いままで通りにやってきたことを発揮できればいい」と冷静に試合を見据えていた。

(取材・文 石川祐介)
●北中米W杯アジア最終予選特集

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