U-15日本代表候補の技巧派レフティMF大石櫂が失わない力や展開力発揮。浜松開誠館で積み重ね、“もっといい選手”“欠かせない選手”へ
ゲキサカ / 2024年9月5日 20時8分
U-15日本代表候補合宿で特長発揮のレフティが、次はチームでの先発取りにチャレンジする。MF大石櫂(浜松開誠館高)は、2009年早生まれの高校1年生。U-15日本代表候補初選出となった今回の福島・Jヴィレッジ合宿では、存在感のある動きを見せ続けた。
ボランチの位置で視野とスペースを確保しながら冷静にボールコントロール。ボールを奪いに来る相手選手とボールの間に身体を入れてキープするなど、失うことなく、巧みにボールを運び、散らしていた。また、随所で局面を変える左足キックを披露。2日には攻め上がりから左足シュートをゴールへ突き刺し、3日の最終戦では左足CKでFW城秀人(FC東京U-15むさし)の同点ゴールをアシストした。
ボールロストしないことや展開力は自信を持つ武器。ただし、「ゴールにどうやって繋げていくかっていうのが課題で、この合宿で1点しか取れなかった。もっとゴールに絡んでいかないといけないなって思いました」と首を振る。
それでも、今回の活動で自信をつけ、多くのことを吸収。「自分、初めてこういう選抜とかに入って、凄い色々経験ができましたし、成長に繋がったと思います」。一際質の高い動きを見せたMFは、貴重な経験を自チームでの活躍に繋げる意気込みだ。
「(浜松)開誠館は戦う、走る、粘るっていうのを大事にしているので、そこプラスこの合宿でできた経験を積み重ねていって、もっといい選手になれたらなと思います」。浜松開誠館高の青嶋文明監督からは球際の強度や、ピッチ上での発信力を求められているという。この点はU-15代表候補合宿でも十分に発揮できていたとは言い難い。課題に取り組み、まずはAチームでの出場チャンスを勝ち取る。
「まずは(浜松開誠館で)メンバーに入って、試合に絡んで、そこから結果を出して、最後選手権とか試合に出て活躍できるように」。先輩MF熊取谷一星(現明治大4年)は浜松開誠館1年時から10番を背負い、チームの選手権初出場などに貢献。東京V内定の熊取谷のように全国舞台に立つこと、プロになること、そして欧州で活躍することが目標だ。
プレー面で憧れの選手は、元スペイン代表のMFダビド・シルバ。「ポジショニングがめちゃくちゃいいし、ボールを失わないし、点も決めて、守備もできるし、何でもできる」というレフティの姿を目指し、浜松開誠館や年代別日本代表にとって欠かせない選手になる。
(取材・文 吉田太郎)
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