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「このチームで全国優勝する」九州産業大MF飯星明良はインカレでのリベンジ誓い、この夏の敗戦を反省しない

ゲキサカ / 2024年9月6日 1時2分

MF飯星明良

[9.4 総理大臣杯1回戦 筑波大 2-1 九州産業大 石巻フ]

「反省するな。次どうするかだ」。来季、ユース以来の復帰が決まったロアッソ熊本の大木武監督の言葉だという。

「大木さんがよく言っていて、僕はこの言葉が好きで、今も意識していてる」。九州産業大MF飯星明良(4年=熊本ユース/熊本内定)は前だけを見つめて、歩みを止めない。

 筑波大に主導権を握られながらも、プラン通りに試合を運んだ。

「0-0、もしくは1-1で前半をセーフティーにいこうという計画だった」。立ち上がりの前半11分に先制点を奪われた時には、少し戸惑いを隠せない選手もいたが、飯星から「大丈夫だ」と声がかかると、ピッチ上にはポジティブな言葉が飛び交った。

 失点から4分後、左サイドでフリーキックを得ると、飯星が左足で入れたボールをDF船越将磨が頭で折り返す。「セットプレーは常に狙っていて、シュートで終わるという部分は普段から声をかけてやってきた」。DF伊藤励雅が見事なボレーシュートを突き刺した。

 追い付いてからも防戦一方の展開は続いた。それでも、九州産業大はゴール前で粘り強く守り、飯星が「強いフォワード」と話す、FW中山大耀とFW岩崎巧をターゲットに陣地を挽回した。

 1-1で迎えた後半は徐々にボールを握り、決定機も作った。その中心には飯星がいて、左足の多彩なキック、アイディアのあるパスで逆転ゴールを狙った。

「自分たちのプラン通りで後半に入れた。チャンスも作れたが、やはり最後の一対一の部分、個の強さというところで、まだまだ足りなかった」

 惜しくも1-2で敗れた九州産業大。それでも名門・筑波大と接戦を演じて自信もつけた。「勝てるチャンスもある。これからの期間で個のレベルアップを目指し、次やった時は必ず勝てるようにしたい」。そのリベンジの場はインカレだ。

「一番の目標は、このチームで全国優勝すること」

 そのために飯星は熊本で特別指定選手となり、J2リーグ出場を目指す。「ロアッソでリーグ戦に出て、さらにレベルアップし、このチームに還元したい。冬に全国の舞台に帰ってきて、勝つためにはどうすればいいのかを考えている」。飯星はこの夏の敗戦を反省しない。

(取材・文 成田敏彬)
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