前節優勝決定の前橋育英が市立船橋との1位2位対決も2-0で勝利。関東ROOKIE LEAGUE Aリーグで8連勝フィニッシュ
ゲキサカ / 2024年9月8日 5時42分
対する前橋育英は後半開始からFW関蒼葉やMF瀬間飛結、MF箱田航大、DF石川悠介を投入。すると5分、小林のロングフィードに右サイドで加速した立石が追いつき、PAでの切り返しから左足を振り抜く。これはDFにブロックされたが、こぼれ球を関がゴールへ押し込んだ。
後半5分、前橋育英はFW関蒼葉(47番)が先制ゴール
先制された市立船橋は直後に木邉が競り勝ち、奥田陽が左足ループシュート。さらにMF三村彩希とチームトップ4得点のFW末永悠晴をピッチへ送り出す。だが、前橋育英は12分、前線での浮き球での競り合いからこぼれ球を拾った関が前を向くと、ファウルを受けてPK獲得。このPKを9得点で得点ランキングトップの立石が右足で決め、2-0とした。
市立船橋は反撃したが、前橋育英も譲らない後半12分、大会MVP、得点王のFW立石陽向がリーグ10得点目となるPKを決め、2-0
この後、市立船橋がMF大原隼介やDF増子虹太を投入して反撃したのに対し、前橋育英はDF深見翔太、MF結城快成、MF赤石航基、FW吉沢奏といった交代組も奮闘。最後までGK根岸の守るゴールに得点を許さず、2-0で勝利した。
2-0で前橋育英が勝利。8連勝を達成した
前橋育英は4月の開幕戦で流通経済大柏高(千葉)に2-3で敗戦。チームリーダーで、リーグMVP、得点王の2冠を獲得した立石は、その悔しさがエネルギーの一つになったという。自信を持つチーム内競争によって45人で成長。そして、「最後に失点してももう1回取り返せるみたいな、そういう勝負強さで勝ち上がれたと思います」と胸を張り、一緒にチームを引っ張ってきた松下に感謝していた。
次の目標は12月の“全国ルーキー”ミズノチャンピオンシップ優勝だ。関は「優勝して全国ルーキーに繋がったんで、全国ルーキー優勝目指して日々の練習も努力しながら頑張っていきたいです」。今回の優勝は、将来の飛躍への過程に過ぎない。満足することなく、一人ひとりが意識高くレベルアップし続ける。
(取材・文 吉田太郎)
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