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3バック導入で出番激減も闘志たやさぬ菅原由勢「僕たちは日本代表にただ来たわけではない」

ゲキサカ / 2024年9月10日 3時19分

「(サウサンプトンで)点を決めたシーンで言えば、後半途中から4バックに変わったので、ボックス内に侵入できる回数が多かった。ウイングバックだとどちらかというとサイドに張って、そこで相手を引きつけたり、基本的に待つことが多いけど、SBではチームからボールに関わりながらアクティブに出して動いてを繰り返してペナの中に入っていくことを求められている」

 そうチームやシステムの違いを真摯に受け止めつつ、「そこは僕自身、強みだと思っている」と自信も口に。「ペナルティエリア付近の攻撃的なアイデア、右足の精度はプレミアでも通用すると感じている。そこはウイングバックでもSBでも共通して出せると思うので、頭の中で切り替えてやっていければ」と、いまはそのイメージを発揮すべき時をうかがっているようだ。

 出場機会を待つからには中国戦で堂安、伊東が見せたパフォーマンスも客観的に見つめ、自身のパフォーマンスに活かそうとしている。

 中国戦の前半には堂安がペナルティエリア内に侵入し、MF久保建英からのクロス攻撃のフィニッシャーになるシーンもあったが、「あの状況は建英もいたから、律くんが中に入ってもタケが外に張ることができたし、出ている選手のバランスがすごく良かった」と要因を分析した菅原。ただ同じようなプレーを狙うのではなく、周囲との連係も含めて吸収していく構えだ。

「後半になって純也くんが入ってもそれと同様にできていた。純也くんが中に入るよりも、純也くんの強みを活かしてサイドに張って、そこでできたスペースを建英と碧くんが使っていた。非常にバランスよくサッカーができていたと思うし、自分が入ったらこうできるなと想像しながら見ていた。中国戦の3バックのやり方は見ていて刺激になった」

 苦しい状況であっても、置かれた立場に目を背けるつもりはない。

「ベンチに座っている選手がそういう目を持って試合を見ないことほど無駄なことはない。こういう最終予選で誰がどこでいつ試合に出るかわからないというのは、出ていない選手全員が理解しているし、ベンチに座っているだけで満足している選手もいない。僕たちは日本代表にただ来たわけではなく、試合に勝ちに来たわけで、W杯出場権を取りに来たわけで、試合に出るために日頃やっているわけで、その悔しさは誰もが持っている。そこに対するモチベーションもあるし、いまは試合に出た時のために全員が準備できている」

 その第一歩がバーレーン戦。もしもチャンスが来れば、燃える思いをぶつけるつもりだ。

(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア最終予選特集

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