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「良くも悪くも自分っぽい」大勝後、自虐気味に話した鎌田大地の意外な悩み

ゲキサカ / 2024年9月11日 5時48分

日本代表MF鎌田大地

[9.10 W杯アジア最終予選 日本 5-0 バーレーン リファ]

 2シャドーの一角で先発し、終盤はボランチへポジションを下げた。5日の中国戦(○7-0)で出番のなかった日本代表MF鎌田大地(クリスタル・パレス)は得点こそなかったが、先制のPKを獲得するなど何度となくチャンスに絡み、フル出場で5-0の大勝に貢献した。

 前半34分、MF遠藤航のスルーパスに反応した鎌田がPA内右から折り返すと、相手のハンドを誘い、PKを獲得。これをFW上田綺世が沈め、貴重な先制点を奪った。1-0で折り返した後半2分にも鎌田がPA内右のMF伊東純也に展開し、伊東の落としを上田がゴール。さらに3-0の後半19分、鎌田のスルーパスからMF三笘薫が左サイドを抜け出し、MF守田英正が自身2点目を決めた。

「良くも悪くも自分っぽい。結局、ゴールやアシストは取れなかったので」。そう苦笑いした鎌田は「代表でも所属チームでもアシストの前のパスが多くて、目に見えやすい結果をなかなか残せないのが自分の悩みでもある」と吐露。「そういうプレーができるのはストロングポイントでもあるし、変えることはできないので難しいけど、チームが勝ったことが大事かなと思う」と自分に言い聞かせるように話した。

 確かにゴールやアシストという結果こそなかったが、状況を見ながらの流動的なポジショニングやパス、ゲームメイクは他のシャドーの選手にはない鎌田の特長でもある。中国戦はMF久保建英とMF南野拓実が2シャドーでフル出場。この日は後半36分に鎌田がボランチに下がってからFW浅野拓磨もシャドーでプレーした。

「他の選手も違うプレーができるし、本当にいいメンツがそろっていると思う。だれが出てもいいプレーができているし、相手を圧倒できている」。同じポジションでも選手が替われば、持ち味もプレーも変わる。最終予選2試合で計12ゴールという圧倒的な攻撃力を見せつけ、「選手全員が自分の良さを出せていると思うし、選手層が厚いのはいいことだと思う」と胸を張った。

(取材・文 西山紘平)
●北中米W杯アジア最終予選特集

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