連勝発進の“攻撃的3バック”に遠藤航「攻撃的な3枚というオプションが新たに完成しつつあるのはポジティブ」
ゲキサカ / 2024年9月11日 7時8分
[9.10 W杯アジア最終予選 日本 5-0 バーレーン リファ]
日本代表のキャプテンとしてチームを開幕2連勝に導いた。MF遠藤航(リバプール)は「アウェーの暑さもあって難しい試合だったけど、前半は我慢して、0-0でもOKとイメージしながら入った」と振り返り、「後半、いい形で追加点が取れて、そのあとは相手もかなり落ちて、自分たちのサッカーができた。したたかに堅く、勝ち点3を取れた」と総括した。
5日の中国戦(○7-0)に続いて3バックを採用し、2試合で大量12ゴール。「アジアの国はブロックを引いて守ってくるチームが多い。しっかりリスクマネジメントして、前に人数をかけてどんどん得点を取りに行く姿勢を見せていくことが大事」。攻撃的なオプションながら、2試合連続無失点という守備面も危なげない。
「相手が蹴ってくるならしっかり5枚で守るし、ウイングバックも攻撃的な選手だけど、守備を求められているのは分かって、ハードワークしてくれている」。MF堂安律やMF三笘薫らウイングバックの守備での貢献も称え、「4枚を捨てているわけではないし、相手がどう出てくるかで変えていけばいいけど、攻撃的な3枚というオプションがチームとして新たに完成しつつあるのはポジティブだと思う」と評価した。
10月シリーズではサウジアラビアとアウェーで、オーストラリアとホームで対戦する。サウジアラビアは初戦でインドネシアと1-1で引き分け、ここまで1勝1分。オーストラリアは初戦でバーレーンに0-1で敗れ、この日もインドネシアと0-0で引き分けた。
「次の2試合が大事なのはみんな分かっている」と話す遠藤は「2つの国が苦戦していることを考えると、死に物狂いで来ると思うし、間違いなく簡単な試合にはならない」と警戒。最終予選前半の山場となるが、それまでの1か月は再びクラブでの闘いとなる。
リバプールでは新指揮官の下、開幕3試合で1試合に途中出場しただけ。それでも「ここから連戦になる。自分も必要なピースとして考えられていると思うし、チャンスが来ると思っているので、チームのためにやるだけ」と焦ることなく、「与えられた時間の中で最大限、勝利に貢献できるように頑張りたい」と意気込んだ。
(取材・文 西山紘平)
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