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町田FW藤尾翔太の“ボール水かけ”にJFA審判委「最後はレフェリーの裁量」磐田戦の交換判断も支持

ゲキサカ / 2024年9月11日 17時24分

水かけ行為に見解

 日本サッカー協会(JFA)審判委員会は11日、都内でメディア向けレフェリーブリーフィングを開催した。FC町田ゼルビア対ジュビロ磐田でPKの準備をするFW藤尾翔太がボールに水をかけたことで主審からボールの交換を命じられたことについて、佐藤隆治JFA審判マネジャーは主審の判断を支持しながら「最後はレフェリーの裁量」とレフェリング方針を示した。

 8月17日に行われたこの試合では後半12分、PK判定後にFW藤尾翔太がボールに水をかけてセットを試みた。ところが藤尾のルーティーンとなっているこの行為に対し、高崎航地主審はボールを交換するように要求。町田の選手からは抗議もあったが、新たなボールでPKを行うことになった。なお藤尾はこのPKを成功させ、町田が4-0で勝利している。

 SNS上でも大きな話題となったこのシーンについて、佐藤氏はボールに水をかける行為の是非が競技規則に記されていないことを示しながら、フェアにリスペクトをもって試合を行うことといった「競技規則の精神」をもとに主審が判断を下していることを伝えた。その上で高崎主審が交換を要求したことは「間違っていない。十分理解できる」と話し、「ゲームをどうやってコントロールしていくか」を考えた上での判断として支持した。

 続けて「水の量がちょこっとでもダメなんですかといった議論はナンセンスだと思う」と見解を示し、人それぞれのサッカー感がある中で「最後はレフェリーの裁量」と運用方針を示した。主審が試合の温度感やリアクションなど様々な要素を考慮しながら判断した結果、交換を命じない場合もありうるという。

 佐藤氏は水かけ行為だけでなく、競技規則に規定されていない事象に対しては競技規則の精神をもとに判断することで一貫していることを伝え、「中立という立場でA対Bの試合をフェアに公平に見たときにこれは(ダメだ)、という考えによって下したジャッジは支持されるべきじゃないかなと思う」と引き続き各審判員の裁量で判断していくことを示した。

(取材・文 加藤直岐)
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