「国際ユースサッカーin新潟」初戦で初代表組8人先発!U-17日本代表がFW前田、MF長、MF田中のゴールでペルーに3-0で快勝!
ゲキサカ / 2024年9月13日 10時59分
19分、右CKのこぼれから千田が強烈な右足ミドル。28分には、左の長がドリブルで一気に加速してシュートへ持ち込む。また、35分には左の渡邊から川合を経由して右へ。松本のPAへのパスから立川が右足を振り抜いた。
日本は41分にも松本の奪い返しから川合がドリブルでゴール前へ切れ込み、こぼれ球を大西が左足シュート。川合や立川がサイドからの崩しに係わり、ショートコンビネーションでの崩しやクロスの回数を増やす。そして、川崎の飛び出しや渡邊の左足ミドルも交え、厚みのある攻撃で相手にプレッシャーを掛けた。
初招集組のFW立川遼翔(京都U-18)は前線で攻守に奮闘
日本は後半開始から大西に代えてFW前田を投入。すると、3分、前田と立川が前から相手DFに制限を掛け、左の長が呼応する。対峙した相手CBとの距離を一気に詰めるとキックをチャージ。こぼれを拾った立川が右へ繋ぐと、最後は前田が冷静に右足でゴールを破った。
8月に横浜FCとプロ契約を締結した高校2年生FW前田は、「自分とタツ(立川)と(長)璃喜が連動してプレス行って、璃喜が上手くボール当てて奪ってくれたところで、タツが右に流れていた自分に上手くパスで落としてくれただけなんで。あそこは1対1だったんで、決めて当たり前なところです。シュートっていう自分の特長が出たかなって思います。自分が与えられた時間の中で結果を出すっていうのは、やっぱりプロになっても必要なことだと思う」。注目ストライカーがベンチスタートで役割を果たし、1-0。日本はさらに畳み掛ける。
後半3分、FW前田勘太朗(横浜FCユース)が先制ゴール
先制から1分後の後半4分、日本は川崎が鋭い動きでセカンドボールを回収し、右へパス。松本がクロスをファーサイドへ通す。長がこれを胸トラップし、対角の左足シュートで決めた。日本が重視していたのは1点を取った後の5分間。得失点することの多いと言われる時間帯で、城監督は「この5分で2点目を取って、勝負を決めに行くぞって話をしていました」。その言葉通りに得点直後の追加点。6分にはペルーにサイドを崩されたが、グラウンダークロスは日本DFが先に触り、こぼれ球からのシュートも川崎がブロックする。
後半4分にはMF長璃喜(昌平高)が左足で追加点長とアシストのMF松本果成(流通経済大柏高)がハイタッチ
日本は17分に長、立川、川合をボランチのMF木實快斗(C大阪U-18)、左SH田中、FW澤井烈士(柏U-18)へスイッチ。直後の18分には村上の縦パスを起点に、澤井が右へはたく。そして、千田のクロスから田中が巧みなトラップでDFの前へ。そのまま右足シュートをゴールへ流し込んだ。
後半19分、交代出場のMF田中希和(FC東京U-18)が追加点
日本は交代出場の前田や澤井、木實がエネルギーのある動き。狙いを定めやすくなったDF陣は林が統率を取り、村上がサイズのあるペルーFW陣の前でボールを奪い取っていた。相手セットプレーによるピンチもあったが、日本も木實、澤井のコンビで決定機を作り返す。
26分には松本と渡邊に代え、DF佐々木将英(FC東京U-18)とDF島佑成(愛媛U-18)を投入。GK小川煌(広島ユース)を除き、登録全選手を起用した日本は村上、林、佐々木将の3バック、右WB千田、左WB島という形で終盤を戦った。リーダー格の佐々木が早速存在感を放ち、経験値豊富な島も左サイドからの攻撃を活性化。日本は全体的にやや強引な仕掛けでロストする回数が増えていたものの、各選手が積極的に前へ出て木實の左足シュートなどで会場を盛り上げた。
CB村上慶(大津高)ら初招集組の4バックは無失点。試合終盤の3バックにも対応した
長距離移動の疲れも見えるペルーに対し、日本は最後まで守備での高い集中力を維持して3-0で試合終了。初招集組中心に奮闘した先発組、チームのギアを上げた交代組が一体となって快勝を果たした。城監督は「次のアメリカ戦もかなりタフなので。そこで、ほんとにまた力を合わせないといけない」と引き締め、前田は「スタメンで出ようが、途中から出ようが、結果を出すっていうところはブレずにやっていきたい」。2028年のロサンゼルス五輪やワールドカップを目指す選手たちが強敵相手にトライし、勝利と成長を目指す。
まずは白星発進。14日の第2戦でアメリカと戦う
(取材・文 吉田太郎)
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外部リンク
- 8月に横浜FCとプロ契約締結の高校2年生。U-17日本代表FW前田勘太朗がこだわりのゴールと“基準”で違いを示す
- 先輩、“ライバル”の活躍も刺激に。U-17日本代表注目のレフティCB佐々木将英(FC東京U-18)は「自分が出れば勝つ」ことを証明する 大会に
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