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プロ注目GK佐藤瑠星が奮闘も…筑波大は攻撃陣が苦戦、U-19日本代表選出MF廣井蘭人「悔しいという思いしか」

ゲキサカ / 2024年9月13日 22時12分

筑波大は3位で大会を終えた

[9.12 総理大臣杯準決勝 新潟医療福祉大0-0(PK5-4)筑波大 いわぎんB]

 目標とされるチームの難しさだろうか。「打倒・筑波」とモチベーション高く立ち向かってくる相手を振り切って、準決勝まで勝ち上がってきた筑波大(関東5)だが、日本一まであと2というところで力尽きた。

 とはいえ、攻撃陣に物足りなさがあったのは確かだ。初戦の九州産業大戦こそ2得点を奪って競り勝ったが、続く2回戦の神奈川大戦は0-0から入ったPK戦で辛くも勝利。準々決勝の早稲田大戦はFW内野航太郎(2年=横浜FMユース)が待望の今大会初ゴールを決めて勝利したが、準決勝を含めた4試合で決めた得点はわずかに3点だった。

 4試合すべてで先発出場したMF廣井蘭人(2年=帝京長岡高)も責任を感じている様子。FW半代将都(4年=大津高)らチーム内に故障者が出ている影響で巡ってきたチャンス。それだけに「4試合で3得点はちょっと」と声を落とすと、「悔しいですね。自分は攻撃を担当してるわけなので。悔しいです」と唇をかんだ。

「(地元の新潟県のチームが相手でしたが、)そんなに意識はしなかったけど、悔しいという思いしか今は浮かばない。ただ全国大会に出るのが大学に入って初めてだったけど、思い通りにできたプレーも多かった。だからなおさら勝ちたかったし、悔しい思いがすごくあります」

 廣井はこのあと、AFC U20アジアカップ中国2025予選を戦うU-19日本代表の一員としてキルギスに出国する。代表活動に向けて廣井は、「自分のレベルアップのためにやること。また筑波に帰ってきたときに『変わったね』と言われるくらいに切り替えてやるしかない」と気持ちを入れ直した。 

 一方で守備陣の奮闘は目立った。特にGK佐藤瑠星(3年=大津高)は2回戦の神大戦では後半開始早々に与えたPKをストップ。PK戦勝利を呼び込むと、この日のゲームでも1対1をストップするなど好守を連発。そして敗れはしたがPK戦でも起死回生の5人目をストップするなど、存在感をみせた。

 現時点で同期生のDF諏訪間幸成(3年=横浜FMユース/26年横浜FM内定)を含めた5人がJリーグ入りを決めている筑波大だが、佐藤も当然プロ注目のプレーヤーの一人。今夏も浦和レッズと横浜FCの練習に参加。そのほか日程が合わずに行けなかったクラブもあったようで、複数クラブが今後の動向に熱視線を送っている。

 今季は天皇杯の町田戦の活躍など、より注目を集めるシーズンになっているが、Jクラブの練習参加で改めてプロの基準を確認できた様子。「よりプロでやりたいっていう気持ちも高まりました。自分の立ち位置が分かる練習参加でしたし、それが総理大臣杯にもプレーとして繋がった。でももっとプロに行くには突き詰めないといけないと思うので、切り替えて明日からやっていきたい」と気を引き締めていた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第48回総理大臣杯全日本大学トーナメント特集

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