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JFLから2年半でJ1の舞台へ「川崎相手でも、代表レベルでも…」鳥栖MF西矢健人が二度目のスタメンで感じた収穫

ゲキサカ / 2024年9月14日 14時7分

MF西矢健人

[9.13 J1第30節 川崎F 3-2 鳥栖 U等々力]

 JFLでサッカーキャリアをスタートさせた24歳は、J1の舞台で残留争いの真っただ中にいる。サガン鳥栖MF西矢健人は加入後二度目の先発入り。連敗を食い止めることができず「勝てないゲームではなかった。自分もひさびさのスタメンで勝ちにこだわっていた。勝ち点3を取れなくて悔しい気持ちしかない」と感情をのぞかせた。

 今夏の加入からデビュー戦で先発入りして以降、5試合ぶりの先発となった。西谷は3-1-4-2の布陣でアンカー起用。J1屈指の中盤を誇る川崎フロンターレを相手にも巧みなタッチでマークを外し、果敢なプレスで相手の攻撃を封じた。前半18分と前半アディショナルタイムにはミドルも放った。二度目の左足シュートは枠内を捉えたが、名手GKチョン・ソンリョンのセーブに遭った。

 試合は二度のリードから追いつくことはできたが、後半アディショナルタイム10分過ぎの失点で敗戦。前節・湘南ベルマーレに続いて同点から早い時間帯で失点をしてしまう展開となった。フル出場した西矢は「湘南戦もそうだが、自分たちが行けるという流れになって最後勝ち点1も取れない。あそこで結局1を0にした悔しさはある」と守り切れない思いを口にした。

 明治大を卒業後、2022年から当時JFLのFC大阪(現J3)でキャリアを始めた。23年夏にJ2リーグの藤枝MYFCにレンタルされると、同年のシーズン終了後に完全移籍。そして今夏に鳥栖に完全移籍で加入し、J1の舞台を踏んだ。

「こうやって(鳥栖に)呼んでもらったのも、自分がこの舞台でできると思って呼んでもらえたと思うし、自分もできると思って臨んでいる」。二度目の先発は加入後初のフル出場。「やることの整理は一試合目に比べればできている分、それは表現できた。川崎相手でもどこでも、相手の選手が代表レベルでも、臆せずできたことは個人的な収穫」と手応えを語った。

 J1でプレーすることを具体的にイメージしていたからこそ自信はあった。いつか来るその日に備えて、練習でも試合でも常にイメージして取り組んできたという。「この舞台でできることをずっと下のカテゴリーから思ってやってきた。いざ立ってみて、まだまだ自分ができることがわかったのは正直うれしい。もちろん怖さはあるけど、それよりもどれくらいできるのかワクワクのほうで来た」。ピッチに立ったことで次の目標にも目を向けている。

「今日のパフォーマンスは最低限にして、ゴールとアシストにこだわってやっていきたい」。日本のトップリーグに立ち、対戦相手から受ける刺激も大きい。「一人ひとりの選手の質や一発で仕留めるところ、スタジアムの雰囲気も含めて、そういう細かいところは違う。でも全然やれないことはなくて、できる自信のほうが大きい。そこの伸びしろが嬉しい」。少しずつJ1で戦う貫禄を垣間見せながら、残留争いの大きな力になるつもりだ。

(取材・文 石川祐介)
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